ギターのコンディションをチェック【Takモデルのメンテナンス-1】

Takさんモデルのメンテナンスをします。さっそくチェックしていきましょう。

ネックのコンディションは良いです。比較的最近フレットのすり合わせをしたそうでフレットの減りも特にありませんね。ただしばらく弾いていなかったせいかフレットが曇っていますのでクリーニングはした方が良さそうです。

Takモデル

ブリッジを取り付ける向きが逆になってしまっています。おそらく弦交換の際に外してうっかり間違って付けてしまったのでしょう。ホコリの掃除や弦溝のチェックを兼ねて分解しましょう。

ABR-1が逆についています

裏パネルのネジで1カ所割れが発生しています。接着しておこうと思います。

トグルスイッチ・キャビティに割れ

トグルスイッチが緩みがちだそうで表示プレートが少し回ってしまっていますね。増し締めするついでに修正しておこうと思います。

トグルスイッチ周り

配線は手直しの必要が特にありません。 ただこのギターは、久しぶりに弾いたときなどに、ボリュームをゼロにしても音漏れがするそうです。

Takモデルの配線

ポットのチェックをしてみましたが、カスタムCTSポットを使用しているので終端抵抗はほぼ0Ωでポット自体の問題ではなさそうです。

おそらく炭素皮膜抵抗の表面やブラシ部の酸化やホコリなどが原因ではないかと思われるのでクリーニングしたあと接点復活材でケアしましょう。

キャビティ内に赤いコンパウンドが残っています。こういう汚れが原因の可能性もありますので取り除こうと思います。