組み込みがはじまりました【wife風レリックベースの組み込み-16】

入念にセンターを確認していきます。ジョイント部、ピックアップキャビティ等から導き出したセンターと、ネックから求められるセンターがひとつにまとまっているか改めて確認しているところです。

センターの確認

ネックの方も準備を進めます。 ペグを取り付けていきます。 Dチューナー部は細めのネジなので穴径を変えています。

ペグの取り付け

ペグと粗加工のブラスナットが付いて準備万端です。

ヘッド部

今回使うモントルーのリアルセルロイド・ピックガードのセンターをボディに合わせていきます。ジョイント部やピックアップ穴などから求めたセンターをボディに合わせて、どこにどの程度の矛盾が生じるかを調べています。

形状は問題なく合いそうです。 PBのピックガードはジャック部はかなりきわどいのでマスキングテープに線を描いて確認しています。

ピックガードの位置決め

ピックガードが付いたのでジョイント部を合わせていきます。テレベースのネックが付くのでジョイント部が四角いです。 PBのボディ側はジョイントが円いので角をトリマーのベアリングビットで削り込みました。

PGジョイント部の加工


ネックのコンディションについて【フェンダージャパンJBのメンテナンス-3】

軽くお掃除するためにコントロールパネルを開けてみました。

なぜかボックス系のジャックなんですね。全体的にもう少しきれいにまとめることもできますが、今のところどこも悪くないので木くずを取り除いてポットをエアーでクリーニングしたら元に戻します。

配線をチェック

ネックのコンディションは図のようになりました。

Aは逆反り、Bは真っ直ぐ。 Cは真っ直ぐ、Dは順反り。

ネックの反りについて

お預かりしたときはむしろ1弦2弦のローポジションがビリついていました。 トラスロッドを緩めるとむしろハイポジのビリ付きが気になります。

とりあえずフレットクリーニングを先にしながらお客さまと修理の方針を御相談します。

フレットクリーニング


トラスロッド調整をしていきます【フェンダージャパンJBのメンテナンス-2】

ロッドを調整したいのでネックを外します。

ネジ穴がきつい

フェンダージャパンはここのネジ穴がきついです。 ネックにだけき

いていて欲しいネジがボディにもきいてしまっています。

ボディ側にしっかりネジが効いている

ネジ穴を4.8ミリまで広げてみました。

穴を広げる

2ウェイロッドですね。 ネック全体は逆反っていますので、順反らせる方向に少しだけ効かせる感じにします。

トラスロッド

今回の修理には関係ないのですが、フェンダージャパンのJBってピックガードのピックアップ穴の角度を変えると全部きれいに付きそうなのになあと思いますね。

ピックガードについて

角の先がネック側によっていたり、コンパネが外周に近づいていって余白が狭くなるとか、そのあたり全部回収できそうですね。