ルーティング加工【レスポールのフロイドローズ調整-3】

取説を読み込んで分かったこと。 マウントボルトの頭が低かったのです。 スプリングがボディに干渉していたのはこのせいです。 15~20ミリの高さまで出します。

マウントボルトを上げる

これでスプリングはボディに干渉しなくなりましたが、弦高を低くしようとするとスプリングバーがボディにあたってしまします。 むしろこちらを掘削する必要がありそうです。

スプリングバーが干渉している

既にあたったところにあとが付いていますね。 ここを削っていきましょう。

削りたいところ

深さ1.5ミリくらいの小さな溝ですのでドレメルのルータースタンドが活躍しました。

ドレメルでルーティング

溝が掘れたところ。

溝加工後

せっかく弦を外したのでフレットクリーニングもしておきました。

フレットクリーニング

弦高を下げました。 バーがボディに落とし込まれています。 これでスムーズにフロイドローズトレモロが動くようになりました。

稼働するようになった

トレモロの調子は良さそうです。 オクターブ調整をやり直したいのでもう少し調整を続けます。

 

全体調整

レスポール用のフロイドローズトレモロはとても良くできた機構ですが、構造が複雑で取説の文量も多いので取り付けに行き詰まったらこちらのメールフォームからご連絡下さい。