【ジャズマスターの導電塗料塗布-2】

導電塗料は2回塗りました。 しっかり塗って乾かしたところ、1センチ間隔くらいで測った抵抗値が100Ω前後から4Ωまで下がりました。

単純に比較できるものではないのですが、よくノーマルのCTSポットを使った回路で、ボリュームをゼロにしてもギターの音が漏れることがあります。 あれはボリュームを絞ったときの終端抵抗がグラウンドから50Ωくらいあると音漏れします。

100Ωあるということは少なくとも、導電塗料にシールドのホットをつなぐとノイズの音がするレベルまでしかノイズのボリュームがゼロになっていない、言い換えればシールドがグラウンド電位になっているとは言えないということです。

実際にはそこからもうワンクッションあって、導電塗料面からコイルや配線に電気磁気学的な作用でノイズが乗るので非常に複雑ではあるのですが。

導電塗料塗布後の抵抗値

このギターはプリセットボリューム&トーンを使用しないため、行き来していた長い配線をまとめてあります。 もう元の仕様に戻すつもりもないようなので、ノイズを拾うアンテナになりにくいように短く切ろうと思います。

配線がノイズを拾っている

配線のオーバーホールがすんだところがこちらです。 スッキリしましたね。

配線のオーバーホール

リテーナーを追加する作業も終わって完成です。

作業完了