フレット交換【Custom Classic Jazz Bassのオーバーホール-5】

指板の修正が終わったのでフレットを打ちました。

フレットを打った

サイドのはみ出たところをカットしてあります。

サイドの加工とすり合わせ

簡易的にすり合わせをしたのでここで弦を張って確認します。 その後フレットを仕上げます。

ペグに部品が足りていない問題がありましたね。 お客さまにペグ交換もするかご相談しましょう。 巻き上げる時は張力がかかっているので問題ないのですが、緩める時にガッコガコになります(笑)


ハンドワイヤリングのピックアップ

テレキャスターのピックアップが3セット巻き上がりました。 これはワックスに漬ける前に撮った写真ですね。 このあとハウリング防止のためにビーズワックスに漬け込んで気泡を抜きます。

ハンドメイドのピックアップ

できあがったピックアップのチェックです。 巻き方向、磁極で位相が変わってくるので、ポールピースに鉄製のものを近づけたり離したりすることで、抵抗値に起こる変化を見ています。

ピックアップの位相チェック

こういうときにはアナログテスターが便利です。 小数点以下の精密な計測や、極性が不明なものを測る時はデジタルの方が便利です。 なのでテスターはいくつも持っている必要があるのです。

現場のローディさんはデジタルしか工具箱に入れていないような気がするので、こういうところのチェックは工房で仕事をしている人の役割なのかなと思います。 BUMP OF CHICKENのツアーに連れていってもらえたのが糧になっていると思います。

どんなふうに針が動くかはこちらのインスタグラムにGifアニメ風動画を掲載してあります。


埋木を平らにする【フェンダーバードのネック交換-2】

埋木したところを平らにしていきます。 まずノコギリでカットしたあとに、ノミでつきました。

ジョイント穴は力がかかるところなのでネック材とおなじメイプルを使っています。

木栓をノミで平らにする

ペグ取りつけ穴はラミンの丸棒を使って埋めました。

木栓をノミで平らにする

次はペグの交換ですね。