全体のチェック【弦高が下がらないPBの修理-1】

プレベでスラップの音が欲しいのに、スラップが不可能なくらい弦高が高くなってしまっているというベースです。

弦高が下がらないPB

12フレットで弦高が4ミリくらいあります。

弦高がとにかく高い

オクターブ調整の結果か、サドルがエンド側に行きすぎていて、サドルを下げようにもオクターブネジが邪魔をして宙に浮いてしまっています。

オクターブネジが引っかかっている

ネックは杢がでています。 ソフトメイプルなのでしょうか。 やわらかそうです。

トラスロッドを結構しめこみました。 もうあまり余裕がありません。

ネック調整

弦高が高いと弦を押さえることによるチョーキング量が増えますので、オクターブ調整がエンドよりになっていきます。 そのあたりで破綻していたようで、ネック調整をするとなんとか良い位置に戻ってきて、弦高調整ができるようになりました。

ブリッジの位置を変更するようなことにはなりませんでした。 とは言えサドルがすでにベタ付けです。 ネックの仕込み角を変えたいですね。

ブリッジは動かさなくても大丈夫そう

ハイポジションが起きているのでヒーター修正したいですが、メイプル1ピースネックはヒーターの効果が出にくいです。 ハイポジションのフレットを多めに削るすり合わせが大胆にできるほどフレットは高くありません。

ポットがバリバリいうのが気になる

ポットのガリノイズが気になります。 ジャックもさびていますね。 このあたりもレコーディングで使うなら変えておいた方が良いかもしれません。