ジョイントの修正など【Phantomのマンドギターの修理-2】

ピックアップがねじれているのを修正するためにカバーの穴を拡げました。 これでかなり見た目はましになりました。

PUカバーの穴を拡げる

1弦側に傾いたジョイントをセンターに戻すために薄板を貼っていきます。

薄板を切る

6弦側を削ります。

6弦側を拡げる

いろいろ手直しをしたジョイント部分。

ジョインを部

仕込み角を調整しているシムがネックのハイ起きの原因になっているような気がするので、ネジを通す位置に取り付けられるものを製作しました。 弦を張ってみて厚みがこれで良いかを調べます。

シムを作り直す

まだ全ての弦は張っていませんが、センターはかなり良くなったようですね。

ネックを取り付けて見る

ペグブッシュがあっちこっち向いて浮いてしまっていますので、押し込んで固定しました。

ブッシュ浮きの修正

これが固まったら弦をしっかり張ってコンディションを確かめていきましょう。

ネックが付いた

 


ピックガードの塗装。【Selderのストラトタイプの改造-2】

ミラーのピックガードが好みでないということで、缶スプレーでブラックに簡易塗装するように頼まれました。

予算をかけられるならピックガード交換した方が良いですよ。

アクリルPG

ガード全体にサンドペーパー#400をあてました。 果たして密着するのでしょうか。

全体をやすり掛け

アクリルラッカーで塗装します。

ブラックに簡易塗装

シンナーでアクリルの表面がしっとりするので少し溶けるのでしょうか? 密着はしてくれそうです。 ただなぜか埃がものすごく付きます。

あとで気が付いたのですが、静電気で埃を寄せ付けるのではないでしょうか? アクリルを霧にするときにノズルの中の摩擦で帯電するとか、考え出したら理由はいろいろありそうですね。

今回はそれでもいいから簡易塗装するという方針なので不本意ながらミッドナイトスペシャル的なブラックで完了となります。


フレットを抜く【Greco TB-1100のオーバーホール-3】

フレットを抜く作業に入りました。 このあと指板修正になります。 少し指板のRが崩れているところがあるので、上手くやりたいと思います。

フレットを抜く

訳あってピックガードを交換することになっているので、埋めておきます。

ピックガードのネジ穴を埋める

面白い感じになると良いですねえ。


配線作業【HSBの配線改造-4】

先日掲載した実体配線図に基づいて、ピックアップのタップスイッチとシリーズパラレル切り替えスイッチと、さらにはプリアンプのオンオフスイッチを配線しました。

配線作業

プリアンプをバイパスするスイッチをいじるとバコンとポップアップノイズが出ますね。

このプリアンプを特注で作ったのが随分前なので資料を見ながら確認します。 出力側に周波数可変のミドルコントロールを追加した回路なので、出力のカップリングコンデンサを常時充電する抵抗を外付けにしていたのだと思われます。

そこが正確に分かれば完成ですね。


Moonのフレットレスにピックガードを取り付ける

Moonのフレットレスベースです。 ジャコ風のモデルなので、ピックガードがありません。 ネジ穴もあいていない状態です。

Moonのフレットレス

今回取り付けるのはこのゴールドアノダイズドピックガード。 フェンダージャパンの型です。

ゴールドアノダイズドピックガード

フェンダージャパンのジャズベ用ピックガードはなぜか反時計回りにずれたような形状で、少し時計回りに動かして付けると、外周のラインがボディとあって美しく付くのですが・・・

取り付け位置を探す

このベースは塗装が薄くて、コントロールパネルの痕がしっかり残っているので、動かすのはさけたいですね。

コントロールパネルを動かせない

というわけで、今回はおとなしくフェンダージャパンの意図のまま取り付けましょう。

ネジ穴をあける

ジョイントポケットの部分をトリマービットで落とす作業が普段と違っていて、飛んでくる切り子が塩ビではなくアルミになります。

PG取り付けが完了

恐ろしい作業でしたが無事に美しく取りつけが完了しました。