ジャックの配線【Greco TB-1100のオーバーホール-11】

裏ざぐりであることから、取り付け部分のネジ切りがロングである必要がありつつ、ボディが薄いことから、内部に出っ張る量は少なめがいいという、条件にピッタリなのがPURETONEのモノラルジャックですね。

流通している時期によってネジ切りの長さが違うようなので注意が必要ですが、今後はモノラルはロング、ステレオは通常の長さで仕様が安定しそうな雰囲気です。

PURETONEのジャック

グルグル回らないようにロックワッシャーを入れたらワッシャーの厚みでキャビティ内に出っ張ってきます。 これではチップが裏蓋に干渉します。

シールドプラグのティップが裏パネルに当たる

M12用の大きめのロックワッシャーをはめてみたら、段差の外側にぴったり収まりました。 これなら厚みが減って良さそうです。

M12 のロックワッシャーがピッタリはまった

裏蓋に干渉せず、なおかつしっかりロックされています。

裏パネに当たらなくなった

配線を進めましょう。 ピックアップからのシールド線と出力線、アース母線などです。

ピックアップを配線した

エスカッションも付いてベースらしくなりました。

ボディ側がほぼ完了

次はナットです。


ジャックが届いた【Ibanezのベースのプリアンプ修理-4】

スペースの問題で短めのフラッシュマウントジャックが欲しかったので、試しにモントルーから販売されている写真のタイプのシリンダージャックを買ってみました。

シリンダージャック

配線してみたところです。 ピックアップがアクティブなので電源用の赤い線があります。 一番下に写っているポットはダミーになるので、グラフィックイコライザーの中心周波数を決めるコンデンサとコイルが載った基板が付いたままにしてあります。

ジャックの取り付け

なかなか良さそうですね。 分解したところを元に戻していきましょう。

組み立て直す

配線のチェックはまた別の日にします。 同じ日にやるとミスに気が付かないことがあるのですね。

 

記事と関係ないですが、ハムバッカーをひとつ作ったのに完全に写真を撮り忘れていました(笑)


ピックガードを交換する【Greco TB-1100のオーバーホール-10】

サンダーバードベースのコピーモデルなのですが、鳥が消えてしまったこともあって、今回はあえてファイヤーバードのガードに交換します。 コピー同士なので形が微妙に違いますが、サイズは同じです。

サンダーバードとファイヤーバード

埋めたねじ穴を新しく開け直します。 位置が全く違いますね。

ネジ穴を開け直す

カッコいいことになりました(笑)

ギターみたいなベースになった

スケールが短めのベースなので、ギターっぽい感じもします。 あとは配線とナット交換です。 ラストスパート!


抵抗の付け外し【ミュートロンのコピーモデルの研究-2】

9ボルト電源を内部で昇圧して+9ボルトと-9ボルトに変えるICが使われていることが分かったミュートロンのコピーモデルです。

基板

と言うことは入出力のカップリングコンデンサの両端には電位差は基本的にはないわけで、常時充電することで切り替えノイズを消す抵抗はおそらく効果がありません。

ですが、実験としてやってみることになりました。 黒い熱収縮チューブを被せた抵抗と、その上に乗った抵抗がそれです。 それぞれ入力と出力の外側からアース電位につながっています。

抵抗を取り付けてみる

やっぱり効果が感じられません。

外してみましょう。

効果の有無を調べる

全く効果がありませんでした。 それが分かっただけでも収穫ですね。