まずはヒーター修正【フェンダーメキシコJBの修理-1】

フェンダーメキシコのJBです。音量のバランスが悪いというか、4弦以外がバンドサウンドの中で埋もれてしまうということです。

1年半前もヒーター修正でハイポジションを修理したのですが、また起きていますね。 そのまま弦高を下げてあるのでハイフレットで音がつまっています。

フェンダーメキシコJB全景

トラスロッドを緩めたところです。 一見真っ直ぐに見えますけれど、これでも弦を張るとロッドが効きにくいハイポジションは起きてくるんですね。

ネック状態

ハイ起きもあって1弦のサドルがかなり下がりきってしまっています。 こういう極端なセッティングも違和感の原因かもしれません。

またブリッジ側ピックアップのネジが浮いていますが、これは下のクッションがへたってしまっているからです。 もう少し高くしてピックアップそれぞれの音量を近づけたいのですができません。 ここも音に関係していますのでスプリング入りのクッションに交換しようということになりました。

サドル

今回フレットの打ち替えもしますので、指板やフレットの頂点でも逆反った状態に仕上げることができるのですが、まずはヒーターでもう一度ハイポジションを良い具合に逆反らせてみます。

ハイ起きのヒーター修正

ヒーターの効き自体は良いネックです。 写真では分かりにくいですかね?14フレットから先くらいを逆反らせてあります。

ヒーター修正後

この状態を今回はどうやって維持するのかというところですが、ひとつ新しい方法を思いついたのでこのベースで試してみようと思っています。