ナットとサドルに弦溝を作る【LSS137SEBのナット・ブリッジ等の交換-5】

トラスロッドナット周りを清掃してグリスを注しておきます。

ロッドナットのメンテナンス

ナットに弦溝を作りました。

ナットに弦溝を作る

オクターブチューニングの位置を探してブリッジの大まかな取り付け位置を決めます。

ブリッジの取り付け位置

サドルの弦溝を作っていきます。

サドルの弦溝の位置出し

サドル関係の細かい部品が共鳴しないように低~中粘度のネジロックで仮固定しました。

サドルの仮固定

弦がなじんだら最終調整しましょう。

弦が張れた


ペグとジャックプレートの取り付け、ナットの成形など【LSS137SEBのナット・ブリッジ等の交換-4】

新しいネジ穴をあけました。

新しいネジ穴をあける

ペグを戻していきます。 ネジを締めながら良い位置に戻せたと思います。

ペグの取り付け

ボリュームポットを交換します。 Alphaブランドの500kΩ Bカーブ 24Φサイズのポットです。 

Alphaの500kΩ Bカーブ

元のポットよりは少し回し心地が固いです。 無事に音出しできました。

ポットを取り付ける

ジャックプレートのネジ穴は1カ所は補強、3箇所は埋めてあけなおしました。

ジャックの交換

ナットの成形をしました。

ナットの成形

まずは、元のブリッジを使ってナット側の弦溝を決めて、ブリッジを交換してサドルの弦溝を作っていきます。


音出しチェック【MTDの修理-40】

9ボルトの乾電池を買ってきました 紙のパッケージに代わったようで、環境に優しくお財布に優しくなくなって新登場ですね。 今はUSB充電の機器が増えて、9ボルトの電池を使うことが減っています。 少しずつ手に入りにくくなっていくのかも知れませんね。

電池のパッケージが紙になった

配線をよくチェックして通電&音出ししていきましょう。 無事に音が出ました。

火入れ

ナットの弦溝の深さも調整したので改めて弦高調整やオクターブ調整、ピックアップの高さ調整などをしました。

オクターブチューニング

ノブはオーナー様にお任せするとしてこれで完成です。 長い期間お預かりになってしまいましたがこれで弾けるようになった思われます。

完成と思われる

樹脂指板のせいか、あるいは接着剤のせいか分かりませんが、ヒーター修正してもキッチリ元に戻るというのが苦労したところです。 最終的に指板を削るしかないという結論になってからは比較的スムーズに進みました。

裏側

ブラックナイロン弦ならなんとかトラスロッドが頑張ってくれそうです。「ほんのちょい逆反り」になるようにペグを緩めて保管してもらえると良さそうです。