フレットすり合わせなど【初期型スティングレイ・プリアンプのレプリカを初期型スティングレイに登載する-8】

ネック調整をする前にトラスロッドナットにトルク調整剤を塗っておきます。

ロッドナットにトルク調整剤を塗る

浮いているフレットが他にないか確認して、塗装の隙間から低粘度瞬間接着剤を流し込んで仮固定します。

フレットの固定

4弦側の2・3フレットあたりが特に多く削り込まれています。 フレットを足すことはできないので、ここはこの高さのまま仕上がります。

2~3フレットが大きく削られている

フレットを削っていきます。 弦を張って、演奏時と同じ角度に構えた状態で削ります。

フレットのすり合わせ

フレットの頂点を丸め直して仕上げます。

フレットを丸め直す

ペグは分解して磨いてから、ブッシュの内側に薄くグリスを塗って組み戻します。

ペグのメンテナンス

ネジ穴を補修しておきました。

ネジ穴の補強

弦を張っていきます。 ネック調整、弦高調整、オクターブチューニング、ピックアップの高さ調整などを行います。 オクターブチューニングが結構ズレていたのが良くなりました。

サドルの調整

ネックの仕込み角度が足りなくて1弦の弦高が下がらないのでマイクロティルトで調整しました。

仕込み角を変えた

なかなか良い弦高になりました。

フレットの仕上がり

ナット溝には追いグリスをしておきます。

弦溝に追いグリス

フレットの頂点が丸まって生音もシャープになったのか、プリアンプとの相性が良くなった気がします。

完成

音量の大きなプリアンプではないので、バイパススイッチを使ってパッシブにしても、あまり違和感なく使えそうです。


ワッシャーをもらってきた

秋葉原に電子部品を探しに行ってきました。 ミニスイッチなどを買いに門田無線によりました。 今月の20日までの営業らしいですね。

20年ほど前、ギタークラフト科の学校見学で上京したときに、門田無線で1軸2連250kΩのボリュームを買って、大阪の実家でフルアップボリュームを自作したことを思いだしました。

その後、実際にラ社に入って本物のフルアップボリュームを作ることになって、気が付いたら今の仕事につながっています。

購入したスイッチも閉店セールで半額でした。 足下には無料で持って帰っていいパーツがたくさん。

門田無線

仕事で使えそうなワッシャー類をもらって、「長い間どうも有難うございました」とご挨拶して帰ってきました。

ラジオデパートの一階には「なんでも揃う パーツの殿堂 ラジオデパート」と書かれた古い看板があります。  時が過ぎ去っていくことは切ないものです。


全体のメンテナンス【Gibson USA Les Paul Traditionalのメンテナンス-3】

ピックアップの配線を戻しつつ、ジャックをPURETONEに交換しました。

PURETONEのジャックに交換した

トグルスイッチが緩んでいるので増し締めしておきます。

スイッチを増し締めした

ペグブッシュの内側とペグポストを清掃して薄くグリスを塗っておきます。 ブッシュのまわりの塗装がういていますが特にできることもないのでそのままにしておきます。

ペグの清掃とグリスアップ

フレットをクリーニングしました。

フレットクリーニング

新しい弦に交換してネック調整や弦高調整をしていて気が付いたのですが、4弦の弦溝が低くて1フレットに弦があたります。 ネックを真っ直ぐにしたり弦高を下げるとお預かりした時よりそこが悪目立ちする感じですね。

4弦の溝をかさ上げする

いずれフレット交換とナット交換をするので、6月のライブに向けての応急処置です。 炭酸カルシウムの粉と低粘度瞬間接着剤で溝を少し埋めてかさ上げしておきます。

炭酸カルシウムの粉

これで隙間ができました。

隙間ができた

プレーン弦の引っかかりについては溝を拡げることでかなり良くなりました。 追いグリスしたらさらに少なくなりました。

追いグリス

トラスロッド調整のついでにロッドナットに付着した塗装を剥がしてトルク調整剤を塗っておきます。

ロッドナットの清掃とグリスアップ

弦高調整、オクターブチューニング、ピックアップの高さ調整などをしました。

メンテナンスが完成

これで取りあえずライブで問題なく使えるところまでメンテナンスできたと思います。


ピックアップのワックスポッティングなど【Gibson USA Les Paul Traditionalのメンテナンス-2】

ギターを分解しました。

バラした

ピックアップを直接アンプにつないでチェックしましたが、確かにカバー全体でマイクロフォニック現象が起こっています。 どこを叩いてもコンコンと音がするのでワックスに漬け込みましょう。

マイクロフォニック現象をチェック

ワックスが冷めてからチェックしました。 全体的にきれいに染みこんでくれたようでどこを叩いてもアンプから音はしません。 これで使ってもらいましょう。

ワックスポッティングした

ストラップピンのネジ穴が緩いので低粘度瞬間接着剤でコーティングしてみました。

低粘度瞬間接着剤で補強する

バインディングが縮んでできた隙間を中粘度瞬間接着剤で埋めておきます。 応急処置ですが、6月にライブがあるそうなのでその時に1弦が挟まらないようにしておきます。

接着剤で隙間を埋めておく

1弦側だけサンドペーパーをあてて、接着剤を塗った箇所を整えておきます。

1弦側だけサンドペーパーをあてておく

弦を外すとナット溝がこうなっています↓ 弦溝を作るためのガイドみたいな細い溝が残っていて、そこに弦が引っかかっているかも知れません。 ヘッド側だけナット溝用のヤスリをあててみましょう。

ナット溝