ネジのカットと全体調整【レスポールジュニア(20250907お預かり)のブリッジ交換-4】

弦が張り付いてコキコキいいがちなナットなのでグリスを塗っておきます。

ナットにグリスを塗っておく

弦高調整とオクターブチューニングをします。 6弦が磁力に引っ張られて唸っていたので、すこしポールピースを下げました。

6弦のポールピースを下げた

6弦側のネジの飛び出し具合はこんな感じ↓

ネジの飛び出し具合

ネジをグラインダーで削って、面取りして・・・

ネジの面取り

ネジ山の入り口を整えます。

ネジの入り口を整える

ロックナットはスッと入りました。

ナットが付いた

ブリッジに取り付けます。

ブリッジの調整

これで完成です。

完成


調整【SG Specialの改造-15】

少しロッドを締めて順反りを整えました。 弦がナット材に張り付いてコキコキいうので、ナット溝にグリスを塗っておきます。

グリスを塗る

弦高調整とオクターブチューニングをしました。

弦高調整

ブリッジが少し上がったので、リアピックアップだけ弦に近づけました。 バランスも少し良くなりました。

ピックアップの高さ調整

ロッドナットを回したのでもう1日置いて完成にしましょう。


ブリッジの取り付け【レスポールジュニア(20250907お預かり)のブリッジ交換-3】

ペグをチェックします。 問題なく動作しているので取り付けの修正などは必要なさそうです。

ペグのチェック

スタッドを取り付けました。 

スタッドがはまった

ブリッジの取り付け位置を大まかに調べて、オクターブ方向の位置を決めるネジにロックナットを追加しました。 飛び出したネジ部分を調整可能幅5mm残しくらいにしたいというご要望があるので、最終的にオクターブチューニングしたあとに3mmくらい削ることになると思います。

3mmは削る

弦溝の位置を決めていきます。 ポールピースの上を通りつつ、指板の左右から弦の距離を均等にするとこの辺りです。

弦溝の位置決め

弦溝を作っていきます。 塗装がきれいなので削り粉で傷が付かないようにエアーで吹き飛ばしました。

弦溝を作る

細かい部品が共鳴しないように、低粘度~中粘度のネジロックで仮固定します。

部品の仮固定

弦を張りました。

弦が張れた

弦がなじんだらオクターブチューニングしてネジを削る作業に入ります。


指板の状態を確認する【スターリン4Hのフレット交換-3】

フレットを抜いて毛羽だったところを抑えるために塗った接着剤を軽く研磨して、経年変化による指板の細かい凹凸を調べます。

接着剤を落とす

ついでにネックジョイントビスの太さを測って、ボディ側の穴をわずかに拡げます。

ジョイントネジの太さ

ネックをボディに引きよせるためのネジがボディに効かないように、素通しにしました。

ネジが素通りする

逆反っていたのでトラスロッドを緩めました。 こうすると0~12フレットは真っ直ぐに近くなりますが、ハイポジションの順反りが気になるというアンバランスが起こっています。

ロッドを緩めるとハイ起きが気になる

メイプルワンピースネックはあまりヒーター修正が効かないので、ヒーターで一時的に逆反り方向に持っていっておいて、その間にフレット溝を狭めて溝にフレットを押し込むことで指板側からネックを押し広げる力を込めるという作戦が良いと思います。