明らかにオクターブチューニングが合わないと思われたので、4弦のサドルを裏返しました。

おおまかにサドルの位置を出しておきましょう。

トラスロッドナットに付着している塗装を掃除してトルク材を塗っておきます。 パイプレンチで1回(60°くらい)しか回っていませんでした。
むしろ弦を張って保管しておいた方が良いかもしれませんね。 あと、これだけロッドに負担がかかっていないなら、オーナー様がご自分でロッドを回しても怖くないと思います。

ジャックが曇ってきていたので磨いておきました。

ジャックが回るのでロックワッシャーが入っていないのかと思ったのですが、ありました。 歯が鋭い方をジャックプレートに向けておきます。

と・・・ここで気が付いたのですが、ロックワッシャーといっしょにドレスワッシャーまで内側に入っていました。 ここで空回りしていたようですね。

ドレスワッシャーはロックナットの下に動かして、締め込み直しました。 プラグを差してみて問題ないか確認しました。 ここはチェックしておいて良かったですね。

1弦のテールピース側に1弦の痕が付いているので、スタッドをもう少し上げてみようかと思いましたが、さび付いていて動きません。
エイジド加工がたくさん施されたフラトーンはネジも錆びています。 そういう「表現」なのかもしれません。 弾いていて特に困らないと思うので、今回は無理に動かしませんでした。

ペグのメンテもしておきます。 ブッシュの内側とペグポストを磨いて、薄くグリスを塗っておきます。 ペグを外すさびと木くずが出てくるのまでギブソンぽいですね。 この木くずはさすがに掃除させてもらいました。

弦溝に追いグリスしておきます。

弦高調整とオクターブチューニングの確認をしました。 これで完成で良いと思います。

ロッドを緩めましたから、このままネックが動かなければお返ししましょう。