フレットのすり合わせ【Navigatorのストラトタイプのネックをオーバーホールする-22】

しばらく弦を張ってネックに張力をかけたので、そろそろすり合わせしていきます。

弦を張って楽器を抱えた演奏と同じ状態ですり板をあててみましたが、特に困るような凹凸はありませんでした。

フレットのすり合わせ

このまま磨いていきましょう。 ナットの弦溝の深さを追い込んだら完成です。


チタンサドルに弦溝を作る【レスポールスペシャル(20250511お預かり)にバダスブリッジを付ける-2】

バダスブリッジの取り付け位置を出していきます。

ブリッジの位置出し

チタンサドルに弦溝を作りました。

弦溝を作る

低粘度と中粘度のネジロックで細かい部品が共鳴しないようにミュートします。

細かい部品を借固定する

ボリュームのノブが緩くなって回りすぎていました。

ノブが緩い

Sonicのフルアップボリュームは1軸2連という特殊なボリュームポットを使って作られているため、インチ用として売られているFV-22もローレット(ノブが付くところのギザギザ)がミリスペックになっています。

右側のCTSがインチ規格、左側の1軸2連がミリ規格です。 どちらも6mmなのでボリュームノブの内側を6mmのドリルでさらって上げると付くのですがインチ用のギザギザを削ることになるので滑ってしまったようです

フルアップポットのシャフトについて

すり割り軸を拡げてきつくなるように調整しました。

完成

モントルー製のバダススタイルブリッジは薄く作られているので弦高がバーブリッジと同じくらいまで下がりますが、本家に交換すると弦高は上がりがちです。 ネックの仕込み角によるのですが、このギターの弦高は上がってしまいました。 一旦これで弾いてみてもらいましょう。


ブラックタスクナットの取り付け【Tokai Talboのメンテナンス-9】

ブラックタスクナットです。

ブラックタスクナット

ナットの横の塗装が白く浮いています。 接着剤を染みこませても入っていかないのでたぶん剥がれているわけではないと思いますが、気を付けて塗装を切っていきましょう。

ナットのサイド

ちなみにタスクナットは、製造上の都合だと思いますが凹みがあります。 なので上側から削っていくと穴に貫通することがあります。 普通とは違う手順ですが、下側から削って高さを合わせる必要があります。

タスクナットの穴

上面は指板のRに合わせて削りつつ、下面を削って高さを合わせていきます。

粗加工

粗加工が済んだので接着しました。

接着