先日基板を修理したスティングレイです。 たまにアンプにつないでみるのですが、まだ少し調子が悪そうです。
ベースツマミを回したときに両端でバチバチ言います。 で、ボリュームを少し絞ると急に調子が戻ります。
実は、初期のスティングレイ・プリアンプの出力部分は、フルボリュームにするとアンプの出力がシールドの持つコンデンサ成分(赤い丸)に直結してしまうのです。
このため、アンプの出力が高周波領域でショートしているようなことが起こります。
出力と位相がずれて反応する容量性負荷に対して、押したり引いたりなんとか制御しようとするオペアンプの挙動が干渉してしまう、容量性負荷発振という現象が起こりやすくなる状態にあります。
なので、出力に直列に入る保護抵抗1kΩが追加される仕様変更が比較的初期になされているのです。 今回もボリュームの前に470Ω~1kΩくらいの抵抗を足してみようかと思います。 それで調子が良くなるような気がするのですよね。