このギターはヘッドが反っていますね。 これは良くあると言えば良くあるのですが、これのせいで両面が平行でなくなっていたりするのが原因で、ペグの動きが悪い可能性がまだ捨てきれません。
なので試せることは試しておきましょう。
ペグの取り付け位置に関係がある裏側は9.8ミリ径のままにして、トップ側だけ10.0ミリ径に拡げます。 最初から10.0ミリ径に拡げて作業する人もいるので、ルーズになると言うほどではありません。 穴の中の塗装がシュルッと取れる感じでした。
もう一度取り付けます。 実際には付けたり外したりもう何回もやっていますね。
やはり弦を張らなければスムーズに動くのですが、張力がかかるとギアのかみ合わせに関係する何かしらの手応えがあります。 これはフィッティングの問題ではなく、スパーゼル側のクセとみて良いでしょう。
ゴトーのペグに比べてギアのバックラッシュも大きいですし(逆に回すとカクンとなるあれです)、このギアのかみ合わせ感も使っているうちになじむということなのでしょう。
ネックが安定したら今度こそ完成です。