配線をオーバーホールします【Ibanezのネック修理-7】

配線がしやすそうな良い硬さのピンセットを買いました。 この袋を十条駅前の飲食店に忘れてきて、昨日取りにいってきました(笑)

新しいピンセット

部品のクリーニングをしました。

配線作業

弦アースの電線が酸化してハンダが載りにくそうだったので交換します。 まずはハンダを吸い取りましょう。

弦アース

ホルダーのビス穴です。バスウッドでしょうか、木が柔らかそうですね。 しかもここのビスは木の繊維を切りきざむ方向に入っていくうえ、それなりに力がかかるところです。 ネジ穴がダメにならないように、低粘度の接着剤を染みこませて補強しましょう。

スプリングホルダーのビス穴

シングルコイルのキャビティに塗られた導電塗料にアース配線をします。 ハムについてはぬられていなかったので塗りませんでした。 ハムバッカーはノイズをキャンセルする構造なのでこうなっているのだと思われます。

導電塗料のアース配線

その他のキャビティの導電塗料にもアースを取っていきましょう。 ポットやジャックを付ければアースされるのですが念を入れて。

導電塗料のアース配線

ピックガードを付けましょう。 各キャビティに各ピックアップからの配線を通しつつ、最後はひとまとめになります。

シングルコイルの配線は撚りました。 配線がスッキリしますし、ホットとコールドは磁界的にもこうした方が良いはずです。 ノイズ低減の効果があるほどかというと、そこまでではありませんが。

ピックガードの取り付け

その裏側はこんな感じ。

配線前

長かった線を切り取りながら配線をやり直しました。

img_3193-3.jpg

もとの配線はこんな感じ。 かなりスッキリしましたね。

配線2