全体のチェックと分解【ヒストリーのテレの配線改造-1】

テレキャスターをお預かりしました。 ピックガードの下にミドルピックアップを埋めて、ハーフトーンの種類を増やすような改造をしていきます。

ヒストリーのテレ

弾いていて気になったのがオクターブ調整が微妙にずれていますね。 しばらく弾いていない楽器のようですから、弦のせいかもしれません。 新しい弦を張った後、もう一度チェックしましょう。

オクターブがずれている

3点トグルスイッチの調子が悪いです。 センターとリアのポジションで同じ音がします。 交換するので問題ないですが。

トグルの調子が悪い

見た目はこのまま、センターにピックアップを埋め込む計画です。

センターピックアップを埋める

音が出たり出なかったりするので、ジャックも交換しておいても良いかもしれません。 磨くだけでも良いかもしれませんが、どうせ消耗品なので交換してしまうのが良いと思います。

音が出たり出なかったりする

現状、ピックアップはこんな高さ。 バランスを取るために下げるかもしれません。

ピックアップの高さ

配線はこんな感じになりそうです。 4回路5接点のスーパースイッチが必要になります。 3回路使う感じですね。

配線案

ピックアップはこれが付きます。

取り付けるピックアップ

今回は実験的な改造ということで、さらにストラト型に交換するかもしれないということですので、横幅も広めに掘ることになっています。

ストラトも付けられる方に掘りたい

ストラトの一番長いポールピースは、よく使うものを計測してみると18ミリ以上ありましたので、23ミリ~25ミリくらいの深さがあった方が安心ですね。

25ミリ近く掘った方がよさそう

トグルスイッチですが、この接点が離れなくなっていました。 リアとセンターの音がリアポジションでも出ていたことになります。

接点が開いていない

こっちのウェハはちゃんとオープンになります。

接点

配線をバラしていきます。 アース周りの線も外すことになるので、改めて引き直しましょう。

元の配線

全部バラしました。

完全にバラした

センターピックアップの位置に、テレやストラトなど、いろいろなピックアップが入るサイズの四角い掘り込みをします。

配線はフロントと一緒に通せそうですね。 穴の大きさが足りればですけれど。