ピックアップの取り付け位置を決めるためにテンプレートを作りました。
キャビティの中にねじ穴の位置をけがきました。
ネジ穴をあけます。
良い太さのネジを探します。 国産JBのピックアップネジがありました。 新型コロナの影響でインチネジがなかなかアメリカから輸入されない時期に、念のために買ってあったものが役に立ちそうです。
ネジが長いので切りました
導電塗料どうしをつなぐアース周りの配線から終わらせます。
ピックアップを取り付けます。
元の配線をバラして、使うパーツを清掃します。
コントロールアッセンブリーを製作します。 スーパースイッチが付きます。 テレキャスター用にはこういうハンダ付けするところが内側を向いているものが必要になります。 外を向いているとキャビティの導電塗料とショートしますね。
増設するピックアップの位相が他のピックアップと合うか調べます。 普通に白をホットにして位相が合うことが確かめられました。
ピックアップをつなぎます。
音が出たり出なかったりしていたジャックはPURETONEに交換しました。 電気的な接点が多いのでバリバリいいにくそうでオススメしています。
左右からはさむだけでなく凹凸が付けられているのでホットもコールドも4点ずつくらいプラグに接触するように見えます。
これで完成です。 弦を交換したのでネックの変化を見てからお返ししましょう。
音ですが、フロントとセンターのハーフトーンも、リアとセンターのハーフトーンも、センターがパラレルに入っている効果が薄いです。
ピックガードの下に入っているので、音を拾う力が少ないのでしょう。
発電しないコイルをホットからアースにつないでいるだけだという風にセンターピックアップを見立てた場合、どちらかというとローカットの方向に音が変わるはずですが、今回は高出力のピックアップを選んでいるのでコイル成分が大きく、そういうパッシブなトーン回路としても効きにくくて、結果としては音の変化が繊細なものになっているように思います。