エリクサーの1弦を張り直します。 スパーゼルのペグポストにあいた弦穴にバリが出ていて、チューニングが完了する前に切れたので、穴の周りを全部面取りしました。
今回はチューニングできました。 これ、180度反対側の穴が大丈夫かどうかは次の弦交換まで分かりませんね。 様子を見てもらうしかないでしょうね。
ネックが安定したらお返ししましょう。
昨年、最も修理がスムーズにできなかったのがスパーゼルに交換したストラトだったのですが、気に入らない現象が起こる原因が「楽器の個性」なのか「自分の加工精度」なのか「部品の加工精度」なのかの切り分けにとても苦しみました。
今回、「やっぱり最近のスパーゼルは以前と比べてちょっと変わっている」ということが分かったのでこの楽器をお預かりできて良かったです。 少し自身が湧きました(笑)
年々、目が肥えていくので真面目に仕事をすればするほど「あと少しだけ気に入らない」ということになりがちですね。 特に部分修理はお客さまとよく相談して上手くバランスさせないといけませんね。