全体をチェック【ハムバッカーが付いたスペシャルの改造-1】

ハムバッカーが付いたナチュラルカラーのギターです。 ヘッドにはレスポールスペシャルと書いてあります。

ナチュラルカラーのスペシャル

フレットをジェスカーの#55090に交換することになっています。

フレットはジェスカーになる

ナットはOB-02に交換します。 ナットや指板の角が角張っていて触ると痛いということなので、もっと丸めてさわり心地の良いネックに仕上げましょう。

ナットをOB-02に交換する

ブリッジはこのまま交換しませんが、1弦と6弦が滑り落ちてたくさん弦溝ができてしまっているので、溝を作ることにします。

弦溝を入れる

配線はこういう1ボリューム1トーンの物が持ち込まれています。 手直しして実装します。

持ち込まれた配線

ハムバッカーのサウンドがお気に召さないとのことです。 ここは、片方のコイルをほどくことで、コイルどうしの出力に差をつけつつ、全体の出力を抑えて倍音が残るようにすることになっています。

ハムバッカー

でも、よく見たらこのピックアップは4芯出力なんですね。

4芯になっている

でしたら、手前にマスターボリュームとマスタートーンを配置して、黄色のところにフロントピックアップのタップボリューム、赤いところにリアピックアップのタップボリュームを付けても良いのではないでしょうか?

タップボリュームにしてはどうか?

「タップボリューム」というのは、フルでハムバッカー(直列のダブルコイル)、ゼロでタップ(シングルコイル)となるようなボリュームで、ストラトにつける「ターボブレンダー」と電気的には同じ機構の物のことです。

そうすればコイルをほどかなくてもいいので元の音もでますし、好みに近い音がするところを自分で選べます。 穴がふたつ空いているわけで見た目にもちょうどいい気がするのですがどうでしょうか?