ヒーター修正から【64JBのネック修理-1】

弦高が高いというジャズベースです。

JB

ネック材が柔らかいのか、あるいはもともとなのか分かりませんがトラスロッドナットが5mmくらいめり込んでいます。もし木が柔らかくてめりこんでいるのであればかなり珍しいレベルです。

あまりにもめり込んでいくと圧縮されたメイプル材がローズ指板を押し上げて割れたりするのですが、そこまでの症状は今のところ見られないようです。

ロッドナット部

ロッド自体は効くようですが、45°くらいしか締まっていなくて弦を張った状態でかなりの順反りです。 ロッドナットがめり込むとロッドナットの可動域が狭くなるので、単純にロッドを締めれば良いというわけにはいきません。

反り具合

ヒーター修正でネックをあえて大きく逆反らしてから、ロッドナットの奥にスペーサーを入れることで、トラスロッドナットが稼動できる幅を増やしつつ、なるべくロッドナット部分の木部がこれ以上へこまないようにしてあげるという作戦で行こうと思います。

ヒーター修正

ワッシャーが4~5枚入りそうですね。

ワッシャー

配線もチラッと見ておきました。 ピックアップからの線がシールド線になっていたり、ブラスプレートがなくなっていて導電塗料が塗られています。

配線部