少しずつチェックしていく【スペクターNS-2Jのプリアンプ修理-4】

一番怪しいのはBassつまみなのでここのガリノイズを接点剤で改善してみました。 ガリは良くなりましたが症状はあまり変わりません。

相変わらず消費電流が25mAくらい流れています。 ピックアップにどんなアンプが使われているかは分かりませんが、プリアンプ基板上の062は低消費電力なので通常1mAも流れないはずです。

接点剤を入れてみた

オペアンプの足が錆びています。 見た感じで、電池が液漏れしたことがあるようなので、その名残かも知れません。

オペアンプの足が錆びている

うちにあった062に交換してみましたが、やはり症状は変わりませんね。

オペアンプを交換しも症状が変わらない

バッテリースナップの修理をした際にどこか配線が間違っているとか、基板のショートや絶縁、オペアンプソケット、電解コンデンサの劣化、電池を逆につないだときに保護回路が壊れている(ついでに逆電圧がかかって何かが壊れている)、帰還ループ位相補償用のコンデンサがスチロール製で高周波に対応できていない(もしくは等価直列インダクタンスが増える方向で劣化している)・・・。

原因は何でしょうかね? 原因をこれだとハッキリ突き止めるに一度にバラさずにひとつずつ疑っていきたいので順番を考えます。