電解コンデンサの交換【ホンダサウンドワークスのブースターの点検-3】

入出力のカップリングコンデンサの容量は、ネットに存在する回路図によって3.3μFもしくは10μFでばらつきがあります。 ただ、おそらく1μFを越えた辺りから可聴域より低音までフラットになったりしそうな気がします。 今回は4.7μFを付けていきます。

4.7μFの電解コンデンサ

基板の固定に使われていた黒いネチャネチャを掃除しました。 ハンダブリッジなどは起きていないようです。 部品交換すれば直りそうです。

基板を清掃した

入力の0.047μFと出力の0.068μFを4.7μFの電解コンデンサに交換していきます。

コンデンサの交換

音出しチェックしました。 iPhoneのマイクでは低音が拾いきれませんでしたが、フルボリュームの時にはバイパス音より音が大きいです(元はブースターなのに音が小さかった)。 youtubeにあるHogs Footおよびその自作機の試奏動画などを参考にした結果、これで本来の音が出ていると思われます。

 

アウトプットのスリーブ端子にアース線をつないでおきました。 コールドの信号がケースを通じて流れているだけだったので、ジャックが緩むと音が出なくなる仕様でした。

スリーブ端子をアースに繋ぐ

バッテリーボックスの下のネチャネチャも剥がしました。 電池の重さで伸びてきていました。

ケースの清掃

強力な粘着テープで貼り直していきます。 基板については絶縁のためしっかり目に貼っておきます。

基板とバッテリースナップの固定

電源の保護ダイオードが裏蓋にショートしそうなので絶縁をしておきます。

裏蓋の絶縁

こんな感じになりました。

最終チェック

これで完成です。

完成

 

後から気が付いたのですが、もしかしてこっち↓の0.1μFのコンデンサの容量を半分くらいに減らしたくて定数変更したのでしょうか? これなら元になった回路図よりミドルが多めに残るローカット回路になります。 ギターでも使えるようになるかもしれませんね。

こっちの定数を変えようとして間違えた説

で、間違えて3.3μFの方を1/50~1/100に下げてローもハイも出なくなってしまったということではないでしょうか。 この説は当たっていそう・・・。