調整【レスポールスペシャル(20240217お預かり)のメンテナンス-5】

弦高のバランスを見て3弦の溝を深くしました。 3弦は位置が高いことと、サドルが後ろへ下がることと、プレーン弦の中で一番太いことによって弦が曲がりきれず、他より弦高が上がりがちです。

サドル溝の調整

新しい弦を張ったのでオクターブチューニングを確認します。 弦長方向の取り付け位置を決める2本のネジのうち、6弦側にロックナットを追加してネジを固定しました。

弦交換の度にオクターブチューニングがずれることを防ぐことができます。 1弦側はスペースの問題で入りませんでした。

オクターブの確認

細かい部品が多いので、中粘度のネジロックで仮固定しておきます。

部品の仮固定

ナノカーボン的なものが効いていてボリュームのガリは消えました。

ボリュームのガリがなくなった

弦が落ち着いたらお返しして良さそうです。

完成