配線作業【Sonicストラトタイプのメンテナンス-4】

配線作業を進めます。 トーンの配線が外してありましたが、他の線に接触するとショートして音が出なくなったりしそうなので絶縁チューブを被せておきます。

トーン周りの絶縁

交換するリアピックアップの位相が、フロント側と同じ位相かどうかを調べました。 大丈夫そうです。

位相を確認する

ピックアップが通る穴が狭いので手作業で上下は片側0.5、左右は片側1.0近く拡げました。 ピックアップは試してみてイマイチだったら戻すらしいので、なるべく拡げすぎないようにしています。

ピックガードの穴を拡げる

ボリュームを新しいものに交換してスイッチ周りの配線をしていきます。 4芯で出ているハムバッカーの出力を、熱収縮チューブでまとめておきました。

ピックアップ周りの配線

ボリュームの終端抵抗は1Ωと低いです。 歪ませるとボリュームを絞っても音が漏れるボリュームは、ここが数十Ωくらいあります。 これなら交換した価値がありそうです。

ボリュームは0になりそう

ボディ側の線をつないでいきます。 アース周りが1本と、ジャックに向かう出力線が2本です。

ボディ側とつなぐ

配線が完了しました。

配線が完成

弦を張っていきましょう。 古い弦は調整中に1弦が切れたので、ギターと一緒にお預かりした新しい弦を張っておきます。

弦を張りかえる

リアピックアップの音量が結構大きいので、フロントとの音量バランスを考えて低めにしておきます。 もしかしたら音量差があった方が良いのかもしれませんが、そういう使い方をする場合は上げて使ってもらいましょう。

リアピックアップの音が大きい

ネック調整、弦高調整、オクターブチューニング、ジャックの清掃などをしました。

調整が完了

これで問題ないように思います。