フレットのすり合わせ【69PBのフレット交換-9】

ハイポジションを追加でかなり逆反らせました。 長い間クランプをかけてあったのですがこれで止まってくれると良いですね。

フレットのすり合わせ

フレットを仕上げてしまう前に一度弦を張って確認します。 人間プレックみたいなものです。 ネック材が柔らかくて、弦を張ったときにネックの反り方が大きく変わってしまう場合のみこういう順序を採用します。

弦を張ってみる

順反っていたネックを修正したのでサドルを上げないと元の弦高にならないのですが動きません。

潤滑材をさしてみましたが動きません。 この白っぽくなっているのは・・・。

アロンですかね?

弦高調整ができない

これはどうしようもないので一度分解します。

ブリッジの分解

アロンアルファのはがし材はアセトンが主成分です。 塗装をするときに洗浄用に使っているアセトンにつけ込んでみましょう。

アセトンにつけ込んでみる

なかなか取れないので、キャップ付きの空き缶にアセトンごと入れて一晩おきましょう。 こういうことで何時間も消費するのが楽器の修理というものです(笑)