Fixerのスタッドだとブリッジが左右に動けてしまうので弦溝を正しく作るためにもブリッジ付属の純正スタッドを使用しました。 現状、Fixerのリングを使ってスタッドの高さ固定だけしてあります。
ですが、モントルー付属のスタッドで弦溝を作ったあとにFixerのスタッドに交換すれば使えるのかということをもう一度検証することにしました。
付属のスタッドが6.75mmあるのに対して
Fixerのスタッドが6.04mmです。 この隙間分だけブリッジが左右に動きます。
ブリッジのUの字になっているところに弦のテンションで収まればいいのですが、左右の2本のネジにスタッドがあたることになるので、締め込むときに上手く真ん中に持ってこないといけなかったり、緩んだらセンターがずれることになります。
ちなみこのギターの場合Fixerのスタッドと4.0mmのリングと0.5mmのワッシャーで高さは合うと思います↓ (もしこうやって使うなら、スタッドが細くなる分だけブリッジがヘッド側へ0.3mmくらい動くのオクターブ調整の確認がもう一度必要になります)
ブリッジが左右にどのくらい動くかというと右いっぱいがこちら↓で
左いっぱいがこちら↓です。 弦交換の度にここが動くのはやっぱりおすすめできないですね。
やっぱり付属のスタッドの弦高を固定するためのスペーサーとしてFixerのリングとワッシャーを使うという今回の方法が良いと思います。
これでも充分にブリッジがボディにしっかり付いている感覚はあります。
私の個人的な感覚の話になりますが、チタンサドルにしたときに特によく感じるこのブリッジの固有振動数共鳴みたいなキーンとした成分が、ボディと一緒に共鳴することでめらかに溶け込んでいる感じがあります。 あった方が良い気がしますね。 弦交換の時に弦高が変わらないだけでも便利ですし。