やはりピックアップのシールド網線はSWと書かれた端子にハンダ付けされていました。 ピックアップカバーの裏側に塗られた導電塗料につながったシールド網線なので、普通ならお隣のグラウンド端子につなぐのが正しいように思います。
ホットとコールドとグラウンドに分けて差動増幅回路になっているパターンも考えましたが、コールドがグラウンドにつながっているので普通の楽器と同じアンバランス送信だと思われます。
ポールピースの表側はN極。
裏側は普通にS極です。 全てのポールピースは表側も裏側も全て基板で電気的にショートしてあります。 上下のコイルで極性が違うとかいうことはないようですね。
コイルは中央の端子にハンダ付けされて、それを基板パターンでハトメに引っ張ってきてあるようです。
白がコールドだとすると1階のコイルを時計回りに回って中央踊り場へ。 そこから2階のコイルを反時計回りに回って・・・
赤い線をたどって1階裏口へ降りてグルッと基板パターンで表口へ。 そこから赤い線でホットが出てきます。
普通のピックアップは、アナログテスターで抵抗値を測りながら鉄製のものを、表側から近づけても、裏側から近づけても同じ方向へ針が振れます。 このピックアップは逆に振れます。 シンプルに逆相の信号を産み出しているように見えます。
コイルは上下ともに4kΩくらい。
これだけみたらノイズは消える代わりに信号もフェイズアウトして消えそうですが、実際には音がでますし、ノイズも単体でキャンセルできていないです。
またどちらの端子をホットにしたとしても巻き始めホットになるのも気になります。 指がポールピースに触れたときに、交流的には線間容量で人体と通じているので、ギターからシールドを引き抜いたときみたいなひどいノイズが出ます。
下のような実験をしました。 ホットとコールドを逆にして(その方が配線しやすかったのでこうしました)ポールピースをコールドにつなぎました。 コールドはアースにつながるのでこれで全てのポールピースがアースにつながります。
この状態にすると多少外来ノイズも減りますし、触ったときは人体がアースされて、触っている方がむしろ一番ノイズが静かな状態になります。 おそらくこういうことをするのが一番良さそうです。
ピックアップはこれで正常なのでしょうか? それとも何か変な改造がされてしまっているのでしょうか? 参考にするためにリア側も外して観察してみましょう。
ピックアップもサーキットもブラックボックス。 間違った改造や間違った配線をしてあるような気配もあります。 まだまだ難問ですね。






