また新しいことに気が付いてしまった【ブラック フェンダー5弦ベースのノイズ処理-12】

スタックコイルでハムノイズをキャンセルしているはずのピックアップなのに、ジーとかシーとかいう高域のノイズが残ります。 ボディに導電塗料を塗布したストラトのシングルと同じくらい高域ノイズが残ります。

現代はUSBで充電するものや、LED電球などにスイッチング電源回路がたくさん使われていますので、50Hz低音ハムノイズよりも高域のノイズが飛び交っています。

これらのノイズが消えていないのです。 原因はスタックであることそのものにもあるような気がします。

コイル正面からノイズが入ってくるときに同じ平面に登載されているふたつのコイルでハムキャンセルするのと違って、位相差が出てしまうのではないでしょうか。 厚み方向に距離があるふたつのコイルなので、高域ほど位相差が無視できなくなり、完全に逆相にならない部分が残るのではないでしょうか?

ふたつのコイルの間にスペーサーが入っていましたが、コイル間のストレーキャパシティでキャンセルする前に合流してしまったり、思わぬLCフィルターが形成されて共振周波数でノイズがかえって強調されるのを防いでいるのではないでしょうか。

なんとなく内部構造が分かってきました。

現状は、フロントとリアで全く同じ構造になっているので残留高域ノイズどうしがキャンセルされませんが、リアをさらに逆巻き逆磁極にすれば、ミックス時に通常のジャズベースのようにキャンセルされるようになるのではないかと思われます。

試しに、リアピックアップを裏返してみます。

裏返すとノイズが減る

これだけでミックス時のノイズがかなり減りました。

内部構造が完全に理解できたわけではないのでリスクがありますが、着磁し直して磁極を逆にして、インアウトの線を入れ替えて、ポールピースのアースも逆につなげばノイズが一番小さくなるのではないでしょうか。