微妙に調子の悪いアコギ【J-50の修理-1】

弾きやすくていい感じのギターなのですが、演奏中、急に音が途切れたそうです。

ピエゾ~プリアンプについて気になることがありました。 最初アンプにつないだ時にノイズが大きかったのです。 ウーンという低いノイズで、シールドのアース側を持った状態でプラグの先端のホットに触れたのと同じ音がしました(アース側を触らずにホットを触るとビガガガガと爆音でノイズが出ますがそれではないです)。

その状態でジャックのアース部分と、ピエゾピックアップの表面の銀色の部分を測ると700kΩありました。 ですが、その後ギターを分解している間にノイズが消えて、前述の2点間はほぼ0Ωに直ってしまいました。

なのでピエゾ~プリアンプは絶好調とは言えないようです。 シールド網線の酸化みたいなことがあるのかもしれません。 電池スナップも割れてきていますし、交換するのも良いのかもしれません。

ピエゾピックアップのの不調

ビリ付きもあるのですが、ギターが5弦7フレットの音程のEに対して逆相で共振していてデッドです。 その前後のフレットでビリつくようです。 特に#側。 チューニングを1音下げや半音上げにしてみると見事に移動します。

ブリッジ側でビリついているようにも聞こえたので、フレットの代わりになるもっと背の高いものを指板と弦の間に入れてみたらビリつかないんですね。 つまりビリついているのは隣のフレットで、それがボディ側で大きな音に鳴っているのであって、ブリッジサドルが鳴っているわけではないようです。

Eに対してピーキーに共振する(パライコで言うところのQが大きい)状態なので、適度にボディの共鳴を抑える方法があれば良いのですが。 昔流行ったサウンドチップをブリッジ付近裏にはり付けるようなことが考えられそうです。