DCジャックにトラブルがあったようで、ご自身で部品交換を試みたそうですが、基板のパターンが浮いてきてしまったということで、ここからバトンタッチとなりました。
部品は持ち込んで頂いているので作業するだけです。 こういう基板直付けで、ハンダ付け端子の多い物を外すのは難しいです。 部品にノーダメージで5カ所のハンダを上手く吸い取れるとは限らないのですね。
さて、お仕事として承った以上、ハンダ付けだけキレイにしておきましたというわけにはいかないので、構造をしっかり調べます。
赤いところからアダプターの9V入力、黒いところがアースにつながります。 それ以外の黄と青で囲んだふたつずつの端子はスイッチ機構で、DCプラグがささっていない時にショート、さすとオープンになります。
本体の方も部品周辺の基板パターンがどうなっているのか調べましょう。
赤いところが乾電池の9vです。さっきの青いスイッチを使って、アダプター接続時には切り離されるようになっています。 黒いところはインプットジャックのリング端子につながっていて、シールドケーブルをさすことによってアースにつながります。
幸いにして、今回剥がれてしまった基板パターンは、使用されていないスイッチの端子で、ただの固定用だったということで決着しました。
ハンダを取り除いた後、ヤニをクリーニングしました。
新しい部品を取り付けます。
音が出ました。
これで問題なく使って頂けます。