分解清掃をしていきましょう。【SEYMOUR DUNCANの修理-2】

配線のオーバーホールの準備で分解しますので、たまったホコリやコンパウンドをできるだけきれいに取り除きましょう。

配線分解前

配線をバラし終わったところです。 「フェア分No.4」と書かれていますね。何かフェア出展ギターだったのでしょうか。

 

配線分解後

音が出ないミドル・ピックアップです。 配線を全て外して計測してみたところ導通がありません。 断線しているとやっかいなのですが、ハトメ部分でコイルワイヤと配線の間で絶縁が起こることがあります。 ハンダごてて加熱してみましょう。

ピックアップがオープン

復活しました。 6.5kΩと思ったよりノーマルな抵抗値ですね。

導通が復活

ポット、ジャック、スイッチは交換します。コンデンサは流用できそうなので取り外しましょう。

コンデンサの取り外し

裏パネルがない楽器のわりにコッテリとコンパウンドが残ったままなので、ホコリと一緒にあちこちかき出していきましょう。

掃除

かなりきれいになりましたよ。 お風呂上がりのようです。

清掃後

ちなみにフレットのすり合わせも進んでいまして、もうピカピカになっています。

フレットの仕上げ

部品が到着したら配線を始めましょう。