配線をオーバーホールします【SEYMOUR DUNCANの修理-3】

導電塗料が塗られているコントロール・キャビティですが、測ってみると10ミリ離れたところでなぜか数キロΩもあります。 塗装厚が薄いのでしょうか? それとも塗られている黒い塗料がたまたまカーボン質を含んでいて少し導通しているだけとか。

せっかくバラしたのでもう一層塗り足すことにしました。

導電塗料

配線を全てやり直したところがこちら↓ スムーステーパー抵抗とハイパスコンも追加しています。

配線のオーバーホール完了

ちなみにもとの配線は下↓ 割合きれいにまとまっていましたのでちょっとした違いですね。

センターの音が出ない

↑写真で見るともとの配線はやっぱり少しごちゃごちゃして見えますね。 実際は余っている長い線を少し短く切って熱収縮チューブでまとめた感じなので作業をした私には似た感じに見えます。

ボリューム奏法を使うためにトルクが軽いボリューム・ポットがお好みのお客さまなので、今回はボーンズ・ブランドのポットを使用してみました。

ボーンズをご紹介するにあたってモントルーのサイトを確認がてら見てみたら「セイモア・ダンカンら多数の技術者、ミュージシャンからもトップレベルの評価を得ています。」という文言がありました。今回はダンカン・ブランドのギターなのでピッタリなのですね。

ボーンズの商品サイトを見たい方へ→モントルーのボーンズ商品ページはこちら。

ボーンズのポット

ボーンズについては、ラムトリックカンパニー時代に「ターボJベース」や「ターボスイッチテレキャスター」などの改造配線商品でスイッチポットを大量に使っていましたが、不良品が少なくて良かったですよ。