導電塗料が塗ってあるシングルコイルピックアップのキャビティですが、10mm間隔くらいで計測してみたところ400Ω近くあります。 これは高めですね。
先日2度塗りしたダンカンは30Ωくらいなのでかなり差があります。
というわけで、コントロール・キャビティも含めて塗り足してみました。 乾かないと導通が出ないものなので後日また計測してチェックしましょう。
作業をするためにストラップピンを外していたのですが、穴が広がったときに爪楊枝を差し込んで応急処置する例のアレがしてありました。
エンドピン側には3本入っていて苦労のあとがしのばれます。 ボディが柔らかい素材の楽器では緩んでくることがあるのです。
応急処置としてはこれで止まると思いますが、時間のあるときにきちんと修理しておいた方が安心ですよ。 実際こうやって3本まで増えるということは何度か緩んでいるはずですし。
というわけで一度穴埋めして穴の開け直しをしておきましょう。 穴を広げてからなるだけ太い棒をさしました。
ねじ穴を開け直して、ネジを一度入れてあとをつけてから、低粘度の瞬間接着剤を染みこませて補強すればかなりしっかりしますよ。 接着剤がしっかり乾いてからネジを入れないと一緒に固まってしまうので注意しましょう。
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