OBP-3の配線をやり直しながら、キャビティに塗られた導電塗料にグラウンドを引いていきます。 これはもとの配線ですがさすがOBP-3ものすごい配線の本数です。
周波数可変のスイッチが付いていますが、ついでなのでここの配線もやり直そうと思います。
ピックアップを外してみたところです。スポンジの下は塗られていませんね。むしろループアンテナとしての指向性から言って塗られていない方向からノイズが入ってくるのではないかとも思われますので塗り直します。
ポットの向きを180°変えるために少し掘り広げます。
ルーターでほった後がこちら。ポットの向きをそろえることができました。 斜めに付いていたバランサーとボリュームも真っ直ぐ付けられました。 これで導電塗料とハンダ付け端子のショートも避けられます。
導電塗料を塗り直してグラウンド線を引き回したところです。 これでノイズの低減効果が得られます。
スイッチキャビティは弦アースの途中下車で対応しました。
スイッチの配線もやり直します。 実際にはスイッチが回転してしまったときのことを考えてもう少し内側へ抵抗を移動させましたがほぼこんな感じです。
ポットどうしのグラウンドを先に配線しました。なかなかじょうずにできました。
ボリュームの1番端子はこの記事で書いた技法でハンダ付けしました。 とても地味なテクニックなのですが気持ちよくハンダ付けできるせいかFacebookページで一番読まれた記事になりました。
下はスイッチキャビティに向かう線なのですが、なぜかバッテリーキャビティを経由しています。そこはシールドしなくていいのかと考えてしまいますし、配線が伸びればノイズを受ける面積も増えますので対策をしても良いところです。
というわけで直結する穴を追加してみました。
完成した配線がこちら。
イン&アウト、電源、グラウンド、周波数可変4本、3バンドEQに各3本も配線がありますので、なるべくキレイに配線しましたがこのくらいですね。
Birdcageがハンドメイドで製作している配線の本数が少ないプリアンプもありますのでもしご興味がおありでしたらご覧下さい。
こういう5個穴のコントロールプレートに載った状態で配線されたプリアンプを販売しても良いかもしれませんね。また考えます。