年末年始に電源の強化改造に取り組んだこのヘッドホンアンプですが、バッテリースナップなどの取り付けや電源の配線が完成しました。
フタをしたところがこちら。
直流アンプなのですが、オペアンプの電源をレールスプリッターICできっちり上下同じ電圧にしてあるのもあってか、グラウンドと出力の直流電圧はほぼほぼゼロに仕上がりました。
トランジスタバッファの電源にコンデンサアレイを入れたせいか、低音再生にすごく余裕があって、特に打ち込み系ベースラインの低い周波数帯域の量感が明らかに持ち上がりました。 キックのアタック音の立ち上がりも良くなったように感じます。
オペアンプの電源電圧を18ボルトにしたので、高域も高い周波数に伸びた感じがします。 高域が歪みっぽくなくなって耳に痛くないせいか、音量を上げることができるので、結果的に低音の量感がさらに上がります。 中毒性のある音で気に入っていますが、自分の好みの領域を越えて、ちょっと行き過ぎたような気すらしてきました(笑)
ベース用に内蔵型プリアンプ(イコライザー)を製作することが多いので、ヘッドホンアンプもアンプの回路図にばかり興味が偏っていたのですが、パワーアンプは具体的にスピーカーを駆動する部分なので、電源回路の方が足を引っ張っていることが多いような気がしますね。
「アンプの音は電源の音」ってよく言いますけれど、今回はそれを実感できて良かったです。