Baritoneの回路図さがし【Baritone Boxを作ろう-1】

つい先日のことですが、とあるお客様に「バリトーン・スイッチをギターに増設することってできますか?」とご質問を頂きました。

バリトーン・スイッチなら、6接点のロータリー・スイッチとインダクター(コイル)があれば製作可能そうですね。

「おそらく足もとに置く機材として製作することもできますよ」と言ってみたところ、ぜひともそうして欲しいということでしたので、Baritone Boxの製作が決まりました。 部品さえ手に入れば、自分で製作できる人も多いと思いますので興味のある人はぜひチャレンジしてみて下さい。

手元にある本の中に回路図が2枚ありました。基本的に定数は同じですね。まず下の写真は石橋楽器が昔出していた本です。

Baritone回路図1

次がエレクトリックギター・メカニズム完全版に載っている回路図です。

Baritone回路図2

上の回路には1カ所、10MΩの抵抗が入っていないところがあります。おそらく書き忘れだと思われますね。10MΩもあると電気的には絶縁に近い性質なのでノッチ・フィルタのQを調節する用途ではないでしょう。おそらくスイッチを切り替えたときのパチパチいうノイズを軽減するためのものではないでしょうか。