フロントのピックアップをアンプにつないでマイクロフォニックをチェックしました。 指で叩くとカンカンと音がします。 リアをほどいたときにも感じましたが、このピックアップはワックスポッティングしていないようです。 ここも仕様に合わせましょう。
ボビンの材質の問題で、溶かしたワックスに漬け込むと、変形したりボビンがバラバラになったり、テープで仮固定してある配線が外れて切れたりしそうです。 元からそういう仕様ということで従うことにします。
コイルはAWG43 ゲージのエナメル皮膜線を12500ターンくらい巻いたところでボビンに対してフルになりました。 ここからほどいて12kΩ位にしていきます。 室温が20℃より高いので抵抗値も少し高めにしておきます。
フロントをチェックしたところ、ポールピースを銅箔テープからアースにつないでいるようなので、このテープも取り付けておきましょう。 破れてきてしまってきていたので新品にします。
ハンダ付け箇所からまた断線しても困るので、このあと銅箔テープと配線周辺をレジンで固定しておきました。
外れていた裏側の素材を接着し直してエレベーション機能のある土台に固定しました。 これでエスカッションに登載できます。
ポールピースをドライバーの先でコンコン叩いた時の音をアンプで聞いてみましたが、まあまあ近い音が出ていると思います。
日を改めてもう一度間違いがないかチェックして、近日中にお送りすることにしましょう。