PEN-Dで撮ったフィルムの現像ができたので、続きの写真もここに記録しておきます。 ハーフサイズカメラなので36枚撮りフィルムが72枚撮りになっていて、たくさん写真があります。 フィルムはPortra400でここからはレンズに自作のブラックミストフィルターが付いています。
走り抜ける消防車を手持ちでバルブ撮影してみました↓
赤い光漏れと信号の緑、フィルターのスモーキーさと雨のせいか、近未来SF感があってうどんが食べたくなります↓
4秒では露光が足りない気がする↓
デジタル取り込み時にシルエットにして欲しくなくて、思い切り露出オーバーで撮ったらちゃんと伝わった感じがします↓
iso400、たしかf8.0で8秒開けました↓ 歩道橋からの撮影はこの感じで良さそうですね。
1秒を越える長時間露光が必要になるような暗いシーンでは、フィルムの性質として「相反則不軌」という現象があるそうです。
普通、露出は光の量が2倍になったり1/2倍になったりすることを1段と言うわけで、シャッタースピード1秒の状態から1段ずつ絞っていくときには2秒、4秒、8秒、16秒・・・となりますが、相反則不軌の領域ではそれがどんどん長くなります。
イルフォードのデータシート元に露光時間の目安をネットに載せている人がいて、計算してみたら1段で2倍ではなく2.8倍くらいにしていくと近似できそうな感じでした。
なので思ったより長めに露光しないとフィルムが露光不足になり、デジタル取り込み時にデジタルノイズが多めになるようです。
ネガのラチチュードの恩恵でハイライト側が飛びにくいのもありますし、思い切って長めにシャッターを開けるほうが個人的には好きな長時間露光写真が撮れるように思いました。