ポットの交換から【ノイズが増えたスティングレイのチェック-1】

最近、ノイズが増えた気がするというスティングレイです。 楽器店で見てもらったらコントロールパネルを開けるときにベースコントロールの基板が引っかかって割れて音が出なくなったそうです。

元の配線

斜めに付いているので持ち上げるときに引っかかったんでしょうね。

基板割れ

古い部品なのでほとんど手応えもなく割れてしまったのでしょう。 100kΩAカーブのポットに交換しましょう。

壊れたポット

交換したら音が出ました。 プリアンプはどのツマミも効いています。

ポットの交換

確かにノイズが多いのでピックアップを鉄製の工具でトントンしながらアンプから音を出してみます。

リア側のコイルが高域しか出ておらず、トレブルを絞るとほぼ無音になります。

断線している

これはピックアップの断線です。 コイルの途中で断線すると、コイルワイヤー同士の線間容量を通り抜けて高域だけ漏れ出るように音が出ることがあります。

シングルコイル状態で鳴っているからノイズが多かったのかも知れませんね。 ハムでならすこと前提でピックアップ周りがシールドされていない構造なのでここが原因である可能性が高いです。

スティングレイ

断線箇所は見つからず、ハトメ部の再加熱でも直らないので、ノードストランドのピックアップに交換することになりました。