音出しチェック中に壊れたので修理しました【SansAMP GT2のメンテナンス-3】

音出しチェックをしていたらポットからカチッと音がしてツマミがグルグル回るようになってしまいました。 イコライザーのローのシャフトが伸びていますね。 直しましょう。

ポットが壊れた

ジャックのハンダを外して、それ以外の部品のナットを緩めると基板が取り出せます。

基板を外した

イコライザーはBAXタイプっぽいですね。 と思って海外のフォーラムにあった回路図を確認したらそうでした。 おそらく何かのBカーブですね。

BAXっぽい

赤いのが今回壊れたシャフトで、隣の黄色はハイのポットなのですが、そこだけハンダをやり直した形跡がありますね(ヤニが付いています)。 ここ、以前に同じように壊れて修理したということだと思います。 ポットの寿命だったということでしょう。 ライブの本番中に壊れなくて良かったです。

トレブルのツマミも交換した形跡がある

中の樹脂が劣化して割れています。 2番端子からつながっているブラシを支えている部品です。

ブラシを支える樹脂が割れた

たまたま同じ100kΩのBカーブを持っていたのでこれに交換します。

たまたま100kΩのBカーブがあった

ハンダ付けをして元に戻しました。 音出しも問題ありません。

交換できた

ここで気が付いたのが、抵抗が燃えていた原因です。 バッテリースナップの金属端子が接触したのではないでしょうか? このバッテリースナップは線の曲がり具合から推測して、元々あった写真の位置に収めておくのが良さそうです。

バッテリースナップの位置

これにて完成です。 おそらく同じように、GT2のポットがグルグル回るような壊れ方をしている人がいると思いますので、自分で交換できなくてお困りの方はお問い合わせフォームからご相談下さい。