基板に部品を取りつけていきましょう。 今回は2.2MegΩの抵抗もカーボン抵抗で入手できましたので、すべて材質がオリジナルと同じ部品で構成できました。
とは言え、その部分の抵抗は乾電池の9Vから半分の4.5Vを作るための抵抗で、交流的にはタンタルコンデンサでショートされているので音質には関係なさそうではありますね。
この基板に、出力保護抵抗を追加することにします。 出力保護抵抗はタンタルコンデンサが電界コンデンサに仕様変更になった頃に追加された経緯があります。
フルボリュームで鳴らすと、オペアンプの出力がシールドケーブルに直結するので、シールドのコンデンサ成分(キャパシタンス)によって容量性負荷発振しないようにしたり、ケーブルの先がショートした時にオペアンプが壊れないようにするためのものです。
この米粒のような部品が抵抗器です。 見た目にも初期個体に似たものを作っているので、この抵抗は基板の裏側にひっそりと表面実装します。
今気がついたのですが、お箸の文化がない地域のエンジニアさんは、テスターをこういうふうに使えないのでしょうか?