ピックアップの高さ調整【wife風レリックベースの組み込み-22】

トラスロッド調整用のレンチを作りました。 10ミリしかない隙間に通るように短くカットしました。

レンチを削る

弦を張ってみたところ、全体的に妙にビリつきます。 これはおそらくネック側のピックアップの磁力が強すぎるせいではないかと予想されたのでピックアップを外してみました。

ネック側ピックアップを外してみる

外すとビリ付きがとまります。 ギブソン系のネックはボディと指板トップに差があるので、それに合わせてピックアップの高さが高いのです。 マグネットが強いのも原因ですね。

磁界が強すぎる

現状から3ミリは落とした方が良さそうです。 それくらいならむしろ見た目もwifeに似てきます。

削る前のピックアップカバー

グラインダーで削りました。 今日はずっとグラインダー作業ですね。 ちなみにこのあと、ピックアップを下げるためには掘り込みを深くしなければいけないことが分かって、またトリマーで木工加工&導電塗料の塗り直しをしました。 今は乾燥中です。

削ったあとのピックアップカバー

リアルセルロイドピックガードの端材からチップを切り出しました。

トーラム・ピックガードの端材

トラスロッドカバーを作らなくてはいけません。

トラスロッドカバーの製作

イメージ通りのものが出来そうです。


配線【wife風レリックベースの組み込み-20】

アルミシートを貼っていきます。

アルミシートを貼る

ポットなどの部品を付けました。 ジャックは窮屈なのでスイッチクラフトのボックスタイプです。この角度でギリギリ入ります。 その横のポットはダミーです。

パーツの取り付け

アッセンブリーが完成したところです。

アッセンブリーの完成1

右からネックピックアップのハイカットスイッチ、Pボリューム、ハムボリューム、ハムトーン、ダミー、ハムジャック、PBジャックです。

アッセンブリーの完成2

ピックアップを鉄製のもので叩いて配線のチェックです。

音だしチェック

音量はバランス悪くなさそうです。 コンデンサの容量はもっと大きい方が良さそうなので近々秋葉原で探します。 用途としてはミドル命の楽器なのですが、結構良いところにいきそうな予感が既にします。

 

 


配線とナット加工の準備【wife風レリックベースの組み込み-19】

トラスロッド調整用の切り込みを付けていきます。

ピックガードをカット

六角レンチがあたらないように45度くらいエッジを傾けます。

エッジを加工

できあがりはこんな感じ。 これで完成ではなくて一見切り込みがないようにみえるフタを作ります。

ロッド調整溝

ふたつのピックアップの位相が同じかを確かめておきます。 ハムバッカーがシールド線なのでもし違えばハムに合わせようと思っていましたが、プレベピックアップも同じ位相でした。

ただ、線の長さや材質が気になったので線をかえました。

位相の確認

ブリッジとピックアップの間にも塗装が剥がれたところを作りました。 当時の写真を参考に作業しました。

ピックアップの搭載

早く弦を張ったところが見たいですね。

PBピックアップのほうは、ポールピースが飛び出さないようにカバーの裏側に厚みのある両面テープを張って調整しました。

配線準備

配線が終わったらすぐに弦が張れるようにブラスナットの成型も進めておきます。

ナット加工の準備


着色工程【1960風レリックJBの製作-8】

塗装を剥がすところをこんな風にマスキングテープでカバーしていたのですが良い方法を思いつきました。

マスキングテープ

プラモでよく使う方法ですがワセリンを塗っておけばその部分だけ密着を抑えられます。

塗装が剥がれたところから後ろにあるような渋い茶色に染まった生地が出てくるという仕掛けです。

ワセリン

白を吹いてオリンピックホワイトにするつもりだったのですが、気が変わってサンバーストになりました。

63年頃までのような生地に黄色を入れるタイプは無理なのでその後の黄色く塗りつぶすタイプにすることにしました。 まずは黄色を吹いていきましょう。

黄色でつぶす

今回はレッドを先に吹きました。 ブラックから吹いた方がバーストの幅が正確になりそうです。 発色に問題なければ次からそうしたいですね。

 

赤の塗装開始

ブラックを吹いていきます。

ブラックを入れる

黒の幅がやや広めな方が好きなのでこんな感じにしました。 なかなか好みのバーストが吹けました。 2回目にしては上達して早くなりました。

着色完了

表側はこんな感じ。

表側

ピックガードは縁を磨き上げたリアルセルロイドです。

完成予想図

格好良くなりそうですね。 完成が楽しみです。