固着したネジの除去【ヘイマーの配線修理-1】

ヘイマーのベースをお預かりしました。

ヘイマーのベース

電池が液漏れして、ジャックの穴から出てきているとのことです。 確かにすごい緑青が出ていますね。

電池が液漏れしているらしい

裏蓋を開けて電池を抜こうとしたらネジが空回りして取れないということです。 赤い丸のところがそれのようです。

裏蓋が開かない

フタを持ち上げながらネジを回してなんとか開けました。 ぬぬ?! 電池が入っていません。

電池が入っていない?!

ジャックプレートのネジが2カ所錆がひどくて固着しています。 潤滑油を浸透させながら時間をかけて回していきます。

ネジが固着している

けがき針で錆をかき出していたらひとつ外すことができました。 ここからはプレートごと回しながらネジを動かしていきましょう。

ひとつはずれた

なんとかネジ頭をダメにせずに抜けました。 キャビティの中は、塗装を磨くためのコンパウンドが付いていますが、電池の液漏れではなさそうです。

何とか抜けた

確かにスナップは錆と緑青が付いているので過去に液漏れしたことがあるのかもしれませんね。 ここは交換しておいても良さそうです。

スナップも錆びている

ピンセットの先に網線が1本フラフラしているヤツ↓がいます。 ホットに触れたらショート系の音出ずトラブルになるのでこういうところも手直ししましょう。

ポットが全体的にバリバリとノイズを放っていますが、ツマミを動かしていると次第に静かになってきました。 コンパウンドとかが入り込んでいるのでしょうか? もともと左利きの楽器でボリュームが逆回しなんですよね。

交換するとしたら、抵抗値とテーパー、回転方向、ネジ部の長さなど、気にするパラメータが多いですね。 清掃で直れば良いのですが。

配線部

ジャックも写真の上側だけが錆びていますね。 もしかしたらこれは、この変色したバインディングのせいかもしれません。

以前このブログでも扱ったドンドン錆びていく楽器というのがありまして、樹脂部品が経年変化で加水分解した結果として、酸を産み出すことがあります。

今回は全体的にネジが錆びているので、湿度や木材の水分が原因かも知れませんが、なんとなく楽器の臭いが似ている気がします。

バインディングが原因かも知れない

取りあえずネジ穴を錆ごとかき出す必要があったので、ネジ穴を拡げてから埋めました。 ネジは全部新品にします。 ジャックプレートのネジはブラックをあきらめてステンレスにしましょう。

ネジ穴を全部埋めた

バッテリーがキャビティの中で遊びっぱなしなので、何かしら固定する方法を考えましょう。


ペグをレリック加工しました

頼まれもので、ペグのレリック加工をしました。

ペグのレリック

渋いギターに付けて欲しいですね。


ピックガードの外周ができた【SABRE Ⅱの組み直し-7】

平板からピックガードを切り出して、テンプレートに合わせてトリマー加工を済ませました。

トリマー加工が終わった

15年ぶりくらいにしゃべる友だちと久しぶりに電話したら6時間半も経っていて、仕事があまり進みませんでした(苦笑)


ピックガードのテンプレートを整える【SABRE Ⅱの組み直し-6】

オリジナルのピックガードとお手製のピックガードの形状が結構違います。 コントロールプレートの部分は、ピックガードのエッジとネジ穴の位置がかぶらないようになっていて合理的ですのでそのまま新しいピックガードにも引き継ぎましょう。

形が結構違う

ひざが入る部分は、ボディのRにピックガードが乗り上げているので、オリジナルに合わせて作った方が良さそうです。

ピックガードがRに乗り上げている

旧ピックガードをテンプレートにするので、テンプレートを修正しましょう。 オリジナルから型を取り直します。

テンプレートの加工

細かいところは手作業で合わせます。

形を整える

これに合わせて新しいピックガードを作っていきましょう。