組み込む部品はこんな感じ。 基板はなるべく寸法までコピーしたレプリカです。 ラムトリックカンパニー時代に趣味で作ってみたもの。 お客さまが気に入って下さったので今回、足下に並べる機材として使ってもらえることになりました。
![部品一覧](https://birdcage.biz/blog/wp-content/uploads/2016/07/img_3207-500x375.jpg)
ケースに穴を開けていきましょう。 まずはフットスイッチの穴です。 手前にバッテリーが入るように位置決めをします。
![穴開け開始](https://birdcage.biz/blog/wp-content/uploads/2016/07/img_3208-500x375.jpg)
穴開けが終了したところです。
![穴開け完了](https://birdcage.biz/blog/wp-content/uploads/2016/07/img_3209-500x375.jpg)
部品を載せてみたところです。 トレブル、ベース、ボリュームの3ノブです。 ボリュームは要らないかなとも思ったのですが、25kΩのボリュームが出力にぶら下がった状態がスティングレイらしい音に寄与していないとは言えないのであえて3ノブをそのままケースに入れました。
![部品の取り付け](https://birdcage.biz/blog/wp-content/uploads/2016/07/img_3210-500x375.jpg)
なにせ基板が初期型スティングレイの基板そのままレプリカになっているので、電源のプラス・マイナスを逆につないだときに部品を守るためのダイオードが登載されていません。 外に付けることになります。
電源電圧がダイオードの順方向電圧分だけ下がるのは嫌なのでシリーズではなくパラレルに入れました。 クリーンなベースサウンドを出すためにもヘッドルームを狭めたくないですもんね。
![保護ダイオード](https://birdcage.biz/blog/wp-content/uploads/2016/07/img_3213-500x375.jpg)
タンタルコンデンサが使われていた超初期のモデルのレプリカなので出力に1kΩの保護抵抗が入っていません。 しかしもし出力がショートするとICに負担がかかりますので、実は表面実装部品で1kΩを入れてあります。 102と書かれた黒い部品が写っているのが見えますでしょうか?
![出力保護抵抗](https://birdcage.biz/blog/wp-content/uploads/2016/07/img_3212-500x375.jpg)
サイズ的にはうまく収まりそうですね。
![配線中](https://birdcage.biz/blog/wp-content/uploads/2016/07/img_3214-500x375.jpg)
青がベース用、黄色がトレブル用です。 黒がプリアンプの出力です。
![ポット周りの配線](https://birdcage.biz/blog/wp-content/uploads/2016/07/img_3215-500x375.jpg)
もとがコントロールパネル用だったので入出力とプラス電源が少々強引な配線になっています。
![配線完了](https://birdcage.biz/blog/wp-content/uploads/2016/07/img_3217-500x375.jpg)
組み上がってノブを付けたところがこちら。
![ノブの取り付け](https://birdcage.biz/blog/wp-content/uploads/2016/07/img_3219.jpg)
LEDも青で統一しました。 音を出してみました。 「そうそうコレコレ」という深いロー感とシャリっとしたところまで伸びたトレブルが特徴的です。
ベースがパッシブだとシャリシャリしたプレゼンスがシールド・ケーブルのキャパシタンスで変化してしまうので、本当にスティングレイっぽさを強調したい場合は、ベースにバッファだけでも積むと良いかもしれませんね。
![音出しチェック](https://birdcage.biz/blog/wp-content/uploads/2016/07/img_3218.jpg)
現行品3バンド・タイプのスティングレイをお持ちの方で、プレ・アーニーボール時代の音も出せるようにしたい、といった方にもオススメですね。
同じものが欲しいという方がいらっしゃいましたらこちらのメールフォームからご連絡下さいませ。 あと基板2個分の部品は確保してありますよ。