2017年の年賀状は100枚用意しました。
年内に仕事が納まらないのでちょっと遅いですが大晦日に年賀状を書きます(笑)
ナットを作る前にフレットもキレイにしておきましょう。 コンパウンドを変えたらいつもよりツヤが良い気がします。 コンパウンドの番手もいろいろ試してみたくなってきました。
もと付いていたナットの弦間も参考にしながら1弦と6弦の位置を決めます。
ナット溝ができたところがこちら。
かなり良いのではないでしょうか!
ブリッジ交換とナット交換を同時にすると、両方の弦溝の位置を決め直すことになるので、手順がややこしくなります。 特に今回はバダス型ブリッジが付けられるか分からないところがあるので、旧ブリッジの弦を残しておいて、まずはナット溝を決めました。
ナット溝の深さはあとで決めれば良いので弦間隔を決める形で仮加工しました。
で、モントルー製のバダススタイルブリッジを付けてみます。 ただ、十分に弦高が下がるか分からないネック仕込み角のギターなので、とりあえず溝を切らずに取り付けます。 そのためあえてブリッジを斜めに傾けた状態にしています。 バーブリッジに見立てたような付け方です。
もとのスタッドの調整幅があと1ミリくらいしかなかったので、バダス型のサドルの高さ分を吸収できないかと思ったのですが、その1ミリとバーブリッジが張力で傾いていた分の1ミリで帳尻が合ったようです。 思っていたより弦高が下がるのでビックリしました。 これなら実用上問題ないでしょう。
というわけで弦の位置決めです。 指板エンドでの左右均等と各ピックアップのポールピース上を通るかなどを考慮に入れるとこのあたりでしょう。 1弦側のフレットの端が少し丸めなので気持ち6弦側によせましょうかね。
サドルに弦溝を切って、ナット溝の深さを合わせて弦を張ってみました。
あとは微調整で完成できそうです。 モントルー製バダス型ブリッジは本家より厚みが1ミリくらい薄く作られているので、こういう浅いネック仕込み角のスペシャルでも交換できるのですね。
ちなみにこれは他のリペアマンさんに「バダスに変えてみたけれど弦高が下がらないので無理でしたよ」と言われたギターだそうです。
私が扱った中では「本家ではダメだけれどモントルーのレプリカなら使える」という初めての例となりました。
ナット溝がすり減って1フレットにあたっているので交換させてもらうことになりました。 改めてネックを外しましょう。
こうなると今度はブッシュが浮いてフカフカしているのが気になってきます。
ここもしっかり押し込んで接着剤を充填して固定します。
年賀状を印刷しました。 私が撮影した商品写真をもとにワカワカウェブさんにデザインしてもらいましたよ。
お疲れモードのワカワカさん。 ケーブルや機材を忘れてきたり、試し刷りのための光沢紙ハガキを逆に入れたりめずらしく失敗を連発します。
で、私がふざけて「さては貴様、ワカワカさんのニセ者だな?!」 と、言ってみたら
「むははは。小僧よく分かったな!」と言われました(笑)
年賀状は無事に刷り終わりました。 終わったあとワカワカさんとその旦那さんと3人で忘年会がてらご飯食べにいきましたよ。
ワカワカさん来年もよろしくお願いします☆