少し気になるところがあったのでやり直しです。
フレットの端を落とします。
フレットのすり合わせをしました。
次はナット周りです。
位置を決めていきます。 弦の直線性に対して、ボディの湾曲がありますので、取り付けは少ないねじ穴で立体的な正解を一発で出す必要があって悩ましいですね。
ねじ穴を開けていきます。 小さい方が3.2ミリで、大きい方が4.2ミリになりました。
皿ネジを使うので、皿を切ります。 面取りビットで慎重に。 旧ねじ穴にはダミーのネジを取り付けますので、新しいネジに合わせてこちらも皿を調整しました。
ダミーに使うネジに、短いものがなくて、ネジそのものを削ることになりました。 グラインダーで手を削りたくないのでアルミ板に穴をあけて持ち手にしています。
側面のねじ穴を決めます。 これで高さ方向のラインが決まります。 けがき針が抜けました(笑)
ピックガードの湾曲を考慮に入れれば、これで真っ直ぐぐらいですね。 ダミーネジの裏や、ネック横のネジにはフェルトを貼ってあります。
1弦に対しても真っ直ぐ平行に付けられました。 スラップの時に指が入る隙間もいい感じです。
弦を強く弾くとピックアップが共振している音階があったので、バネを強めにしてみました。
さてこれで完成です。
かっこよくなったと思います。
以前マグネティックピックアップの製作や配線の改造でお預かりしたことのあるアコベです。 レスポールのピックガードをお友達にもらったそうで、取り付けることになりました。
点線のあたりでカットします。
まず大まかに、糸のこ盤でカットしました。
トリマースタンドを使って、アクリル板の直線に合わせたラインまでベアリングビットで削り落とします。
ピックアップの切り欠きをつけましょう。 位置はこの辺り。
同じように糸のこで落として、トリマーで仕上げるのですが、20Φの穴が必要なのでMDFボードを加工。 これをトリマーのテンプレートにします。
削り出したところがこちら。
もしここまで加工してかっこ悪かったら「カット代」だけいただいて中止する話だったのですが(笑) 悪くないので進めることになりました。
基板を作っていきます。 1枚1枚手作りです。
9.8ボルトに減圧するレギュレーター回路です。
DCジャックに電界コンデンサを取り付けていきます。 これはつないだエフェクターの消費電力が変動した時に、他のエフェクターに影響を与えないための充電池のような役割をします。 レギュレーターだけでも対応できるはずですが念には念を。
ちなみに18ボルト出力のところにだけ耐圧25ボルトを使っているので、もともとのバージョン(左)と違って、ひとつだけ金色のコンデンサが入っています。 すべてオーディオグレードです。
よく、エフェクターの電源コンデンサーを音響用に交換するチューニングがありますが、このパワーサプライはそれと同じことをしているわけです。 交換ではなくて追加ですが。
さて、放熱試験です。
実際に使う時は、左3つの18ボルト出力からスルーアウトする分もあるので、これが一番過酷な使い方を再現した状態です。 ACアダプターからフル出力しても、触れないほど熱くなることはありません。 これで良さそうです。
パワーサプライの製作が必要な方はこちらのメールフォームから御相談下さい。 最近は、安くて良いパワーサプライがたくさんありますから困っている人はいないかもしれませんが、Early BirdのPower Distributorは「交換したての電池をシミュレートした9.8V出力」や、「オーディオ電解チューン」など、それなりに特徴のあるパワーサプライです。
モントルーさんのラインナップからなくなってしまった製品ですが、設計と製作でお手伝いしていましたので、同じ仕様のものをお作りできます。