部材の確認【P-90タイプのピックアップを製作する-1】

P-90タイプのピックアップを製作します。

トーカイのスペシャルに、とあるP-90タイプのリプレイスメントを取り付けてみたら思ったよりもファットで狙った音作りができなかったお客さんのために、他のお客さんからお借りした2000年代初頭のヒスコレの音を参考にして作ります。

P-90の部材

使うべきコイルワイヤとマグネット、適切なターン数などが分かってきたので、試作機の製作に入ります。


全体の調整【64年オリンピックホワイトJBのメンテナンス-1】

65年製のJBです。 基礎的なメンテナンスをします。

64年のJB

ネックは順反っています。 ハイポジションの方に偏っています。

ハイポジション

ピックアップのクッションを新品に交換することになっています。

ピックアップ部

ノブの向きが気になります。 ここは相談しましょう。

ノブの向き

ペグブッシュなどは問題なさそうです。

ブッシュ

シムが変わった位置に入っています。 厚みも薄いですし、めり込んでいるので効いているのかはよく分かりません。 仕込み角的な問題は感じないのでそのままにしてみます。 ものすごく考えた結果この位置になったのかも知れません。

シム

ロッドナットにグリスを注しておきます。 ロッドナットはそんなにたくさん回されていません。 トラスロッドで調整ができそうです。 045~100のセットから045~105のセットに弦を交換してみたいというご希望ですが、大丈夫そうです。

ロッドナット

クッションがへたった分、足してあったようです。

クッション

新しいクッションを入れておきます。

クッションを交換した

リアのクッションも交換します。

リアピックアップキャビティ

コントロールを開けてみます。

ジャック

キャビティ内のホコリなどは比較的きれいでした。 ピックアップの線を引っ張ったついでに内部を掃除しておきました。

コントロールキャビティ

ピックアップの周辺のホコリを掃除しておきます。

適度に掃除する

トラスロッドを回したら、比較的ハイポジションに多く効いたようです。 全体的に真っ直ぐに近くなって良かったです。

ネックを直した

ネックのコンディションが変わったので弦高のバランスを良くしました。

ついでにオクターブ調整もします。 2・3弦のサドルを少しエンド側へ動かしました。 1・4弦はそのままで大丈夫そうで、弦の個体差ごとの微調整くらいの感じです。 全体的にチューニングが良いです。

サドルの調整

ノブの位置だけ決めたら完成です。

一応完成


たけたけsoundsの練習会

たけたけsoundsの練習会がありました。 「ベーシストっぽい弾き方が分からない」という質問に、「ベースは、音を止めることだけでもリズムが出る、弾くことと弾かないことが同じだけ意味を持つ楽器だよ」と答えました。

たけたけsoundsの練習会

お疲れ様会へ。

十条駅前

入ったお店のご主人から、近くの旬彩Dining mobで催されたフェスについて教えてもらいました。

MOBフェス

「出演したかったら言ってね」とお誘い頂きましたが、たけたけsoundsの場合、ちゃんと弾けるレパートリーがないので無理そうですね(笑)