指板にトップコートを吹いた

今日を逃すとまた雨で湿度が高い日が続きそうなので、トップコートを吹くことにしました。

指板にトップコートを吹いた

湿度が高い日に塗装を吹くと白っぽく濁ります。

おそらくシンナーの気化熱などで塗装面が冷やされて、空気中の水蒸気が結露して塗装に入り込んでしまうからだと思います。


全体のメンテナンス【ストラップピンが緩みがちなLPスタンダードのメンテナンス-2】

ネジ穴を埋めたところに新しいネジ穴をあけなおしました。

ネジ穴をあける

ストラップピンがしっかり付きました。

ストラップピンを付けた

メンテナンスをしながら、問題があるところをチェックしておくことになっています。 まずノブの表示とポインターワッシャーが合っていないのが気になりますね。

ノブの向き

サドルの溝が深いことを気にされていましたが、特に問題ないと思います。 確かにABR-1のサドルに深い溝を切ると、音がこもったり伸びなくなったりすることはあるのですが、このサドルはこの形に最初から成形されているタイプで、これがダメならシリーズ全部がダメということになってしまいますし、そんなことはないです。

サドルの溝

トラスロッドを調整するためにロッドナットを清掃してグリスを注しました。

ロッドナットにグリスを注す

オクターブチューニングが全部ずれています。 シャープしています。

オクターブチューニングがずれている

リアのハムです↓ ポールピースが全て埋まっています。

ポールピース

フロント側はポールピースが結構飛び出ています。 元の持ち主さんの好みや弾き方に合わせてこうなっていたのだと思います。 一度リセットしましょう。

ネックピックアップ

3弦のサドルがこれより下がりません。 裏返したいと思います。

サドルがもう下がらない

各ピックアップの音量をそろえていくと、こんな感じのセッティングになりました。

ピックアップの調整

キャビティの中もチェックしておきます。 ゴミがたまっているので、ポットのガリノイズの原因にならないように清掃しておきます。

コントロールキャビティ

こういうタイプのスイッチなんですね。 ここも問題なさそうです。

スイッチキャビティ

この段階でノブの向きとポインターワッシャーの向きをそろえました。

ノブの向きを直した

ジャックが少しだけファサファサいっている気がしたので磨いておきましょう。

ジャックの清掃

ペグを清掃してグリスを塗っておきます。

ペグの確認

ブリッジを分解します。

ABR-1の分解

3弦のサドルを裏返しました。 これでオクターブチューニングができます。

3弦のサドルの向きを変えた

ナットの弦溝にグリスを注しました。

ナットにグリスを塗っておく

これで完成で良いと思います。

完成

オーナー様はフレットやナットについて気にされていましたが、特に問題はないと思います。