作業が完了【TACOMAの塗装修理-12】

つや消し塗装が乾燥しました。 キレイに仕上がったと思います。

塗装が終わったところ

あちこちに粉が飛んでいるのでお掃除します。 ヘッド面が汚れていたのでペグのナットを外して拭き取りました。

ヘッド面の掃除

このギターをお返ししたら近々ライブのリハが始まるそうです。 フレットがくもっていたので、すぐに使えるようにクリーニングしました。

フレットクリーニング

ジャックを取りつけます。 手が届きにくいのでチューブで引っ張り出しましょう。

ジャック取りつけの準備

エンドにあるジャック穴からチューブを差し込んでサウンドホール側でジャックに固定しました。 これを引っ張ります。

チューブで引っ張る

ジャックが出てきました。

ジャックの頭が出てきた

ネジどめします。 ジャックが中で回転しないように6角レンチを使って固定していますが、あまり品の良い工具の使い方ではありません。 何か専用の棒を持っておいた方が良いですね。

ロックナットを締める

ストラップを取りつけるためのカバーです。 これは取り付け途中の写真で、ボディにピッタリするところまで入ります。

エンドピンの取り付け

ピックアップを取りつけます。 ケーブルは2カ所ボディの中で粘着フックでとまっています。

ピックアップの取り付け

弦が張れました。 トラスロッドを少し締め込みました。 ローポジションで順反っていますが、均等に弦高が上がるという意味ではハイポジションで反るより良いですし、アコギなので音量も稼げて良いのかもしれません。

弦を張る

指板とフレットもピカピカです。

フレットもピカピカ

やっと完成しました。 方針が決まってからは一気に進みましたね。 ウレタンのつや消しなら自分の環境でも吹けるという目処もたちましたし勉強になりました。 ネック裏だけつや消しにしたい場合などにも対応できそうですね。


パーツ保管箱を増設

分解中のギターパーツを保管するための箱があと何個か欲しいと思いつつ、同じものが手に入らないので先延ばしになっていたのですが、ついに発見しました。

ダイソーで買ったものだったようです。

パーツ保管箱

これをオイルステインで染めます。 ダイソーのロングセラー商品ですねこれ。


つや消し塗装【TACOMAの塗装修理-11】

午前中は湿気があったのですが、午後から塗装ができました。 湿度が多いと白く曇ったりするんですよね。

ウレタン塗料を全体にふわっと吹きかけてつや消しに仕上げました。

つや消し塗装

ピックアップを付け直して弦を張ればお返しできそうです。

 


ナット溝を削る

接着した牛骨ナットの形を整えて磨きました。

ナットの成形が終わったところ

1弦と4弦の位置を決めます。 フレットの両端がどうなっているかを見て決めるのですが、よっぽどのことがないと基本的には元のナットの弦間を参考にします。 その方が弾く人も違和感がないはずなので。

両端の弦の位置を決める

等分して弦の位置を決めたところです。 普段この工程で写真を撮らないので撮っておきました。

等分して弦の位置を決める

ここからは各弦の溝に合わせてやすりをいくつも使い分けて削っていきます。 工具のクセなんかもありまして、いろいろと工夫があります。 このあたりは感覚的すぎてどのやすりをどうするかは説明しにくいところです。