スイスイ経理が完了。
今月も経理と税務ができてエラい!
ナット溝を微妙に拡げていきます。 深さは変える必要がないので繊細な作業です。
サドルの方の溝も加工が必要ですね。
で、チューニングしようとしたら1弦が切れました。
ピンセットではない側が切れたところです。 山になっているところはペグのロック部分です。 ペグポストからナット側へ曲がろうとしているところで切れているのが分かりますね。
切れた弦の反対側がこちら。 やはり曲がったところで切れています。 切れた弦をよく見るのは原因究明のためにとても大切なことです。
ペグポストにあいた弦穴です。 この穴を加工したときのバリが出たままになっているのだと思います。 写真でも見て分かりますよね。
反対側。 やっぱり角が立っています。 ロックを緩めても中の弦押さえバーが下がらなくて弦を通しにくいものもあるのすが、それは内側にもバリが出ていてバーに引っかかっていると思われますよね。
メッキごと削るのは忍びないのですが面取りするしかないでしょう。 オーナー様の他のギターに付いているスパーゼルでは6弦が切れたということなので、プレーン弦側だけではなく6個とも外して全部丸めましょう(さすがに内側は削れないですが・・・)。
リッチーブラックモアモデルのストラトに取り付けたときにはギアのバックラッシュが大きいのが気になりましたし、今回のペグも取り付けていない状態で回しても巻き心地が重いところがありますし、近頃のスパーゼルは工場でも変わったのかな?というのが私の個人的な印象です。 次のロットで改善してくれると良いですね。
年末にお預かりしたときに、お取り寄せ中のペグが届いたらペグも交換する話になっていたレスポールジュニアです。 一旦お返ししてあったのですが、やっと手が付けられました。
あえて斜めに付けたバダススタイルブリッジです。
横から見るとこんな感じ。
ツマミが特別仕様のスパーゼルです。 今回はこれに交換します。
ペグブッシュの太さは測ったら9.66ミリと出ています。 過去何度かは9.8ミリのドリルビットでピッチリと加工していたのですが、ヘッドの表裏って平行でないことが多くて、その差を吸収するためにも素直に10ミリで拡げるのが良いという結論に至りました。
元のペグです。 取り付けの角度ですが、1弦か6弦なら1弦、2弦か5弦なら5弦、3弦か4弦なら4弦の角度が好きです(笑)
5弦のブッシュ横に大きな塗装浮きがあります。
穴を拡げるときに塗装が飛びそうです。
ワッシャーでほぼ隠れますが・・・。
ブッシュに押しつけられて浮いているだけなので、あえて切り込みを入れて接着剤の入り口を作ります。
ほぼきれいに消えました。 残っているところは層が違う(材と下地の間と思われる)ので深追いしません。
穴を埋めます。